「経済」の記事一覧
-
FRB、金利据え置きとともに米経済へのリスクを警告
2025-05-07 19:46
経済米連邦準備制度理事会(FRB)は、政策金利を4.25〜4.5%に据え置くことを決定しましたが、インフレと失業のリスクが高まっていると警告しました。輸出入の変動や関税の影響で景気の先行きに不確実性が増しており、パウエル議長は、今後の通商政策の動向を見極める必要があると述べました。貿易摩擦によるスタグフレーションの懸念も浮上しており、FRBの政策判断は難局を迎えています。
-
ニューアーク空港の問題、全米の航空網に影響
2025-05-07 16:40
経済ニューアーク・リバティ国際空港では、技術トラブルや航空管制官の人員不足、悪天候、滑走路整備などが重なり、多くのフライトが遅延・欠航しています。FAAの移管に伴うレーダーや無線の不具合も深刻で、安全性に関わる問題が浮上しました。この影響は全米の航空スケジュールにも波及し、ユナイテッド航空は一部便を他空港に振替対応。FAAは改善策を発表しましたが、すぐの正常化は困難とみられています。
-
MUFG、若者向けに高金利・低手数料のスマホ専用銀行を計画
2025-05-07 15:27
経済三菱UFJフィナンシャル・グループは、スマートフォン専用のネット銀行を2026年までに開設予定です。店舗を持たず、運営コストを削減しつつ、高金利と低手数料で若年層の顧客獲得を狙います。システムはGoogleのクラウドを利用し、数百億円規模の開発投資を行います。ネットバンキング市場における競争が激化する中で、MUFGは利便性と収益性の両立を目指しています。
-
米国の輸出における「血液製品」の実態を精査する
2025-05-07 09:41
経済「血液製品が米国の輸出の2%を占める」との報道をきっかけに、著者が貿易統計を精査し、その正確な割合を独自に算出。実際には、確実に血液由来とされる製品は輸出全体の約0.53%、推定も含めると約0.69%程度にとどまると結論づけています。分析は関税コードごとの輸出額をもとに構成され、ワクチンや免疫製品、細胞治療製品などの血液使用の割合も推定。数字の裏にある実態を明らかにする労作となっています。
-
100万ドル超のスターターホームが全米に拡大
2025-05-07 09:15
経済Zillowの報告によれば、100万ドル以上の価格がついたスターターホームが存在する米都市が233に達し、2020年から3倍に増加しました。特にカリフォルニア州を中心に住宅価格が高騰し、若年層の住宅購入が困難になっています。Z世代やミレニアル世代の多くは、スターターホームをスキップする傾向も見られています。
-
移民規制強化で企業が人手不足を懸念
2025-05-07 08:30
経済米国企業の多くが、移民規制の強化による労働力不足を懸念しています。住宅建設や高齢者介護、農業などで深刻な影響が予想され、75%の企業幹部が移民政策を重大な懸念事項と回答。移民排除が続けば、経済成長の鈍化や特定産業での人手不足が加速する可能性があります。
-
米中、貿易戦争以来初の正式会談へ
2025-05-06 23:46
経済米中両国は、トランプ政権下で激化した貿易戦争以来初めてとなる正式な経済会談をスイスで開催予定。米国は中国製品に34%の関税を課し、中国も報復措置を講じている。今回の会談では、経済安全保障や貿易の不均衡是正が主な議題。トランプ大統領は経済安全保障を国家安全保障と同一視し、米国利益の最大化を強調している。
-
英印が自由貿易協定を締結、ポストEUで最大規模
2025-05-06 21:47
経済イギリスとインドは自由貿易協定を締結し、ブレグジット以降で最大規模の経済連携が成立しました。ウイスキーや自動車部品の関税が大幅に削減される一方、英国はインド製衣類や食品の関税を引き下げます。両国経済の成長と雇用創出が期待されるほか、英国の対米FTA不成立に代わる成果とも位置づけられています。
-
フィリップス、利益回復も中国市場と関税が重荷に
2025-05-06 21:44
経済オランダの医療機器メーカー、フィリップスは2025年第1四半期に7200万ユーロの純利益を計上し、3四半期ぶりに黒字転換しました。しかし、中国市場での売上減少と米中間の関税問題が業績の重荷となり、年間利益予想を下方修正しました。特に中国市場での需要低下と政府の反腐敗運動が影響しています。
-
ドイツでテスラ不振、政治的発言が影響か
2025-05-06 21:44
経済ドイツにおけるテスラの販売台数が4月に大幅減少し、前年同月比で約46%減の885台にとどまりました。背景にはイーロン・マスク氏の極右政党支持発言への反発や、BYDなど中国勢との競争激化があるとみられます。市場全体のEV販売は好調で、テスラの特異的な低迷が際立ちます。
-
米貿易赤字が過去最大に 輸入急増で1405億ドル
2025-05-06 21:44
経済米国の3月の貿易赤字が1405億ドルと過去最大を記録しました。トランプ政権による新関税政策を前に、製薬品を中心に企業が輸入を前倒しした結果、輸入額が急増。一方で、サービス輸入や原材料輸入は減少し、輸出とのバランスが大きく崩れました。この傾向は第1四半期のGDP成長率低下にも影響を与えています。
-
日銀、中小企業の賃上げを独自調査へ
2025-05-06 21:39
経済日本銀行は2027年度にも中小企業の賃上げ動向を把握するため、労働組合未加盟企業を対象にした独自調査を始める方針です。これまでは連合のデータに依存していましたが、物価目標達成の鍵となる持続的な賃上げを精緻に把握する必要があると判断しました。この調査結果は政策金利判断の参考にもなります。
-
車の低コスト生産地、モロッコ・ルーマニア・メキシコが浮上
2025-05-06 19:16
経済自動車業界のコスト分析により、モロッコ、ルーマニア、メキシコが新たな低コスト生産拠点として注目されています。労働コストの上昇や地政学的リスクにより、中国の優位性が低下し、欧米や日本の自動車メーカーが生産拠点の見直しを進めています。地域ごとの生産戦略の転換が求められています。
-
米農務長官が関税交渉のため日本などを訪問予定
2025-05-06 07:31
経済米国のブロック・ローリンズ農務長官は、日本、インド、ベトナムなどを訪問し、農産品輸出拡大と貿易不均衡の是正に向けた関税交渉を行うと発表しました。日本との間では25%の自動車関税を巡り協議が難航しており、米国は完全免除には応じない姿勢を示しています。ローリンズ氏は、世界経済を米国製品中心に再構築すると述べ、6月までの合意を目指すとしています。
-
東京の新築マンション価格、平均1億円超え
2025-05-06 07:03
経済2024年度、東京23区の新築マンション平均価格が1億1632万円に達し、前年から11.2%上昇しました。これは人口と資本の東京集中、建築資材や人件費の高騰、若年層の所得増加などが要因です。金利上昇や建設コストの影響で供給が減少し、中古物件への需要が高まっています。
-
アジア株まちまち、米株急落と関税不安響く
2025-05-06 06:51
経済アジア市場では、米国株の9連騰が終了した影響を受け、株価がまちまちの動きを見せました。中国のサービス業指標が過去最低を記録し、関税強化が経済に影響を及ぼしているとの懸念が広がっています。トランプ政権の通商政策への不透明感が市場を揺らし、インフレや景気後退への警戒感が強まっています。原油価格も不安定な動きを示しました。
-
主婦に人気のライブコマース、朝の配信で爆発的売上
2025-05-06 06:33
経済大阪のスタートアップCelestが展開するライブコマースが、特に主婦層に人気です。朝6時からの配信では、視聴者とリアルタイムでやり取りしながら商品を紹介し、わずか数分で完売する例もあります。2025年3月には月商2億円を超え、大手小売も参入を開始。双方向性の高さと朝の時間帯が成功の鍵とされています。
-
DoorDash、英Deliverooを約3,900億円で買収へ
2025-05-06 06:27
経済米配車サービス大手DoorDashが、英フードデリバリー企業Deliverooを29億ポンド(約3,900億円)で買収することで合意しました。この買収は、DoorDashの国際展開強化の一環で、合併後は世界40カ国以上・10億人以上の市場をカバーする見込みです。Deliverooは上場以降、株価低迷や法的リスクに直面していましたが、今回の買収により再起を図る形となります。DoorDashにとっては欧州進出を加速させる大きな一手です。
-
米不足と価格高騰、農家に久々の好機到来
2025-05-06 01:18
経済日本各地で米の供給が不足し、価格が高騰する中、農家にとっては珍しく収益向上の好機となっています。一部ではアメリカ産米への切り替えも進むなか、農家は鹿害対策などに意欲的に取り組むなど、収益向上が行動変化を促しています。ただし価格が再び下がれば、離農者がさらに増える懸念も指摘されています。
-
ブラックスワンを探して:資本主義の不安定性と未来
2025-05-06 00:11
経済2000年のドットコムバブル崩壊や2008年のリーマンショックを経験した筆者は、資本主義の根本的な不安定性に警鐘を鳴らす。システミックリスクへの対処が困難な現状を踏まえ、資本主義の強みを維持しつつ課題を解決する「アップグレード」が必要だと提言している。