「科学・技術」の記事一覧
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SQL中心で動くYahtzeeシミュレーター「yahtzeeql」
2025-05-15 13:51
科学・技術「yahtzeeql」は、SQLベースで構築されたYahtzeeゲーム戦略のシミュレーションツールです。確率計算を活用した戦略や、すべてのロール結果のデータベース管理など、従来の手法を超えた分析が可能です。複数の戦略比較やインタラクティブプレイ、スコア分布の可視化にも対応し、ゲーム戦略の最適化や教育用途としても活用が期待されます。
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最強の太陽嵐、紀元前12350年に発生と判明
2025-05-15 13:48
科学・技術フィンランド・オウル大学の研究により、紀元前12350年に発生した太陽嵐が、これまで知られている中で最も強力なものであると判明しました。新たに開発された気候・放射性炭素モデルを用い、年輪データと一致する大規模な放射線イベントが特定されました。この発見は、今後の太陽嵐リスク評価や放射性炭素年代測定の精度向上に貢献するものです。
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Boltzmann Machines: 初期の生成AIの基礎
2025-05-15 13:41
科学・技術ボルツマンマシンは1980年代に登場した初期の生成AIモデルで、教師なし学習によってデータの分布を学習します。一般的なボルツマンマシンは全てのニューロンが互いに接続されているのに対し、制限付きボルツマンマシン(RBM)は可視層と隠れ層が分離されており、より効率的に学習できます。エネルギー関数に基づいたパターン学習を行い、訓練後はGibbsサンプリングを用いて新しいデータを生成可能です。
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LiveSplatがRGBDカメラ向けリアルタイムガウシアンスプラッティングを実現
2025-05-15 13:26
科学・技術LiveSplatは、RGBDカメラストリームに対応したリアルタイムのガウシアンスプラッティング技術で、VRテレロボティクスシステムの一部として開発されました。ソフトウェアはWindowsとUbuntuで動作し、Nvidia GPUを必要とします。現在はクローズドソースで公開されており、商用利用希望者向けの連絡先も示されています。インストール方法も明示され、Realsenseとの連携スクリプトが用意されています。
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IPアドレスではなく暗号署名でボットを識別する新提案
2025-05-15 13:22
科学・技術Cloudflareは、従来のIPアドレスやUser-Agentに頼らないボット識別の新たな手法として、HTTPメッセージ署名とmTLSを提案しました。これにより、AIエージェントやボットが自身を正確かつ安全に識別可能となり、Webサイト運営者は望ましいトラフィックをより正確に識別・許可できます。提案は業界標準化も視野に入れており、OpenAIなどが既に対応を開始しています。セキュアなWeb環境を構築する一歩となります。
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ゲーム開発における高度な経路探索アルゴリズムの工夫
2025-05-15 12:32
科学・技術本記事では、宇宙空間を舞台としたゲームにおけるNPCの経路探索機能について詳しく解説されています。動的な環境変化やラップマップへの対応、物体との距離を考慮した自然な移動パス、効率的なキャッシュ戦略を通じて、高度かつリアルタイム性のあるA*ベースの経路探索を実現。検索処理の分割や最適化により、パフォーマンスへの影響も抑えられています。開発者自身が試行錯誤しながら実装した経緯も語られています。
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整数分割と組み合わせ:プログラマのための列挙組合せ論入門
2025-05-15 12:10
科学・技術列挙組合せ論は、集合の要素数を数える数学の一分野で、整数分割や組み合わせなどが代表例です。この記事では、整数分割と整数組み合わせの違いや、それぞれの計算法、C言語による列挙アルゴリズムを紹介。Leetcode感覚で学べるように構成され、数式とコードを用いて、アルゴリズム思考に役立つ理論を実践的に解説しています。
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日本、メートル条約150周年で原器公開
2025-05-15 12:07
科学・技術日本は5月20日のメートル条約150周年を前に、国内で保管されているキログラムとメートルの原器を報道陣に公開しました。これらは1885年に日本が条約に加盟した際に受け取ったもので、現在は重要文化財に指定されています。近年は物理定数に基づいた新定義が導入されましたが、原器は依然として基準の一部として活用されています。標準の重要性が改めて注目されています。
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米国初、回転デトネーションロケットの飛行試験成功
2025-05-15 11:29
科学・技術米ベヌス・エアロスペースは、ニューメキシコ州で回転デトネーションロケットエンジンの飛行試験を成功させたと発表。2000ポンド推力の小型ロケットが約30秒間飛行し、音速には達しなかったものの、実験室を超えた運用可能性を実証。回転デトネーション方式は、燃焼波が円形チャネルを回転し続ける構造で、従来型エンジンに比べて燃料効率の大幅な向上が期待されている。将来的には極超音速移動への応用も視野に入る。
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日本のICカード技術FeliCaの驚異的な仕組み
2025-05-15 10:59
科学・技術日本の交通系ICカードは、FeliCaという独自のNFC規格に基づいており、その高速処理と高いセキュリティで世界でも特異な存在です。SuicaやPASMOなどはカード内部に残高と履歴を保持し、サーバー通信不要でゲート通過が極めて迅速です。FeliCaは1988年に登場し、MIFAREと比べてセキュリティや速度で優れており、スマホの「おサイフケータイ」機能とも連携可能。ただし海外端末には対応していないことが多く、その理由は端末内の鍵の有無にあります。
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Pythonに安全な並行性を導入する新モデル「Lungfish」
2025-05-15 10:58
科学・技術Project Veronaの一環として開発中のLungfishは、Pythonに所有権ベースのメモリ管理と並行性制御を導入する新たな試みです。FrankenScriptという試験言語で原理検証を進めつつ、CPythonへの導入に向けた取り組みも始まっています。まずは「深い不変性」の導入から始め、サブインタプリタ間の安全な共有を実現しようとしています。この新モデルは、Rustなどから着想を得つつ、Pythonの動的性質に適応した独自設計です。
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Llamaをゼロから実装する方法
2025-05-15 09:34
科学・技術この記事では、言語モデル「Llama」を学習データTinyShakespeareでゼロから実装する過程が丁寧に紹介されています。基礎的な前処理から始まり、RMSNormやRoPE埋め込み、多頭注意といったLlama特有の工夫を段階的に追加し、検証とデバッグを繰り返す方法論が述べられています。実験的な実装を通じて、実行可能な最小構成のモデルを作り、学習・推論を通じて性能向上を目指す実践的なアプローチが示されています。
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Google、AI特許出願で首位に
2025-05-15 09:00
科学・技術GoogleがIBMを抜いて生成AIとエージェント型AIの特許出願で首位となった。米国では生成AI関連の特許申請数が昨年比56%増と急増しており、研究開発競争が激化している。中国勢も大学を中心に上位に食い込み、国際的な競争構図が鮮明となっている。OpenAIやMetaは特許活動を抑制する一方、GoogleやMicrosoftなどの企業が積極的な姿勢を見せている。
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学生が開発したAIで危険な海流を可視化
2025-05-15 06:35
科学・技術沖縄高専の学生が開発したAIシステム「RiCAS」が、海面映像を分析して離岸流を可視化し、即座に警告を出す仕組みで注目を集めています。この技術は全国95チームが参加したDCON2025で文部科学大臣賞を受賞。水難事故の防止を目的に、波の動きを学習・解析する高度な画像処理を実装しています。今後も安全な海の実現に向けて研究開発を継続するとしています。
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Bradford J. RodriguezによるForth関連出版物の紹介
2025-05-15 05:24
科学・技術本記事は、Bradford J. RodriguezによるForth言語に関連する多様な論文やプロジェクトをまとめたもので、マルチプロセッシング、リアルタイム制御、組込みシステムなど多岐にわたるテーマを網羅しています。1990年代から2000年代にかけての学会論文や会議発表資料、オリジナルのForthカーネル開発など、Forth愛好家やレトロプログラミングの研究者にとって貴重なリソースです。
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LLMは複数ターンの会話で精度低下、研究が指摘
2025-05-15 02:28
科学・技術最新の研究によると、大規模言語モデル(LLM)はシングルターンでの指示には強いものの、複数ターンにわたる会話では平均39%の性能低下が見られることが判明しました。これは早期の誤解や仮定に基づいた応答が蓄積され、最終的な回答の信頼性が著しく下がるためです。研究は20万件以上のシミュレーション会話を分析し、現行のLLMが会話の中で自己修正できない構造的課題を抱えていることを明らかにしています。
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RustとJavaの融合ガイド:JNI統合による性能強化
2025-05-15 02:18
科学・技術RustとJavaの連携により、アプリケーションの性能向上やシステム柔軟性を実現できます。本記事では、JNIを用いてRustコードをJavaアプリに統合する具体例を紹介。ログ統合、非同期処理の橋渡し、RustのエラーをJavaの例外に変換する手法も解説され、クロス言語開発の実用的な知見が得られます。GreptimeDBによるデモプロジェクトも公開中。
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MicroPythonがROMFSとRISC-V対応を強化、複数ポートで大規模アップデート
2025-05-15 01:53
科学・技術MicroPythonは新たにROMFS機能を正式リリースし、選択されたボードで実行ファイルやデータを直接ファイルシステムから読み込めるようになりました。RISC-V向けインラインアセンブリサポートや、新たなalifポートも追加され、AIプロセッサ内蔵MCUにも対応。DTLSサポートの拡充、mpremoteの機能強化、ESP32やRP2040など主要ポートへの改善も多数含まれています。プロジェクトは多国籍の貢献者に支えられ、今後の展開が期待されます。
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音声操作で学ぶAI単語帳アプリ「YapCards」
2025-05-15 01:14
科学・技術YapCardsは通勤中など手を使えない状況でも音声のみで学習できるiOS向けの単語帳アプリです。ユーザーは問題を聞いて声で回答し、AIが内容を評価してフィードバックを返します。Ankiのような反復学習アルゴリズムSM2を採用し、自作リストの公開や他人のリスト利用も可能。開発にはSwiftやOpenAI、ElevenLabsなどが使われており、語学学習や教育分野への応用が期待されます。
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IBM研究者ディック・ガーウィンを偲んで
2025-05-14 19:52
科学・技術ディック・ガーウィン氏は、物理学から政府助言まで多分野で活躍した米国の科学者であり、97歳で逝去しました。水素爆弾の設計をはじめ、MRI、レーザープリンタ、タッチスクリーンなど現代技術の礎を築いた人物であり、アイゼンハワーからオバマまで歴代米大統領の科学顧問を務めました。IBMでは40年以上にわたり研究者として貢献し、47件の特許と500以上の論文を残しました。科学への情熱と謙虚な姿勢で多くの研究者に影響を与えました。