「科学・技術」の記事一覧
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スマートグラスで楽譜を表示して演奏をサポート
2025-05-03 01:46
科学・技術スマートグラスに楽譜を表示し、ピアノやギターなどの演奏時に視線を移さずに譜面を確認できる革新的な試みが紹介されました。テクノロジーと音楽の融合によって、演奏の自由度や効率が大きく向上する可能性があります。開発の背景にはサンフランシスコ発のスタートアップによる技術革新があり、視覚支援や教育用途への応用も期待されています。
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自動で不等式を検証するツールの試作
2025-05-02 19:09
科学・技術数学者が、漸近的不等式の検証を自動化するPythonベースのツールを試作しました。このツールは、正の実数と四則演算・指数・最大最小関数を用いた不等式をケース分けにより判定し、真であれば簡易な証明を提示します。線形計画法を応用した構造で、証明過程もログとして出力されます。複雑な多変数不等式や関数空間上の評価に応用可能であり、SageMathなど既存プラットフォームとの統合も今後の課題として挙げられています。
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旧ソ連の金星探査機残骸、地球大気圏再突入に注目
2025-05-02 19:02
科学・技術1972年に打ち上げられた旧ソ連の金星探査機「コスモス482」の残骸が、地球の大気圏に再突入する見込みで注目されています。衛星追跡者によると、探査機は耐熱性の高い着陸カプセルであるため、大気圏突入後も原形を保つ可能性があります。現在、地球周回軌道にあるこのカプセルの画像も公開されており、今後の動向に関心が集まっています。
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Anukari:3D物理シミュレーションで音を作る新型シンセ
2025-05-02 18:12
科学・技術Anukariは、3D物理シミュレーションを基盤とした新しいソフトウェアシンセサイザーです。質量やバネといった要素を組み合わせて独自の楽器やエフェクトを構築し、MIDI入力でリアルタイムに演奏できます。GPUでの処理により膨大な演算が可能で、従来のMIDIやMPEコントローラーに対応。VST3やAUなどプラグインとしても使用でき、ライブ演奏用の3Dビジュアル出力も可能です。
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Ubicloudがcgroups v2でバースタブルVMを実現
2025-05-02 16:45
科学・技術Ubicloudは、Linuxのcgroups v2を活用してCPUリソースを柔軟に管理する「バースタブルVM」を実装。低コストなクラウド環境を提供し、負荷が一時的に高まった際に一部のリソースを追加利用できる仕組みを実現しました。cgroupの階層構造やCPUバーストの仕組みを詳細に解説し、VMの起動時間に影響を与えず運用可能な点も強調されています。
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プログラミング学習に重要なのは「言語脳」だった
2025-05-02 15:19
科学・技術ワシントン大学の研究によると、Pythonプログラミングの習得には数学的能力よりも言語能力が大きく影響することが明らかになりました。実験では、事前に言語や問題解決力を測定し、その後Pythonを学習させたところ、学習速度と習得度は言語能力と強く関連していました。特に脳波のβオシレーションが高い被験者ほど学習が速く、理解も深い傾向が見られました。この研究結果は、プログラミング教育や多様性促進のあり方に影響を与える可能性があります。
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510バイトに収まる極小OS「OSle」の魅力
2025-05-02 05:53
科学・技術OSleはブートセクタに収まる超小型のリアルモードOSで、x86アセンブリで記述されています。シェル、ファイルシステム、プロセス管理など基本的な機能を510バイトに詰め込んでおり、ユーザーランド用のSDKも付属。BochsやQEMUを使って容易に動作確認ができ、自作プログラムの作成やパッキングも可能です。低レベルOS開発の教育用にも最適なプロジェクトです。
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高速なデータ照合を可能にするBloomフィルターの仕組み
2025-05-02 03:46
科学・技術Bloomフィルターは、ある要素が集合に含まれているかを高速かつ省メモリで確認できる確率的データ構造です。ビット配列と複数のハッシュ関数を使い、否定の確認には確実性があり、肯定の場合にはごく稀に誤判定が含まれます。Go言語での実装例も紹介され、1秒間に数千万件の検査も可能です。特にアクセスの大半が否定となる用途で真価を発揮します。
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felix86:RISC-V向けx86-64ユーザ空間エミュレータ
2025-05-02 00:07
科学・技術felix86は、RISC-Vデバイス上でx86-64ユーザー空間プログラムを実行するための新しいエミュレータです。特にゲームでの高性能を目指して開発されており、初期段階ながらすでにいくつかのゲームが動作しています。開発は始まったばかりですが、将来的にはより多くのソフトウェアをRISC-V上で動作させる基盤として期待されています。
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NASA astronauts step outside space station to perform 5th all-female spacewalk
2025-05-01 21:37
科学・技術NASAの宇宙飛行士アン・マクレインとニコール・エアーズが、国際宇宙ステーションで史上5回目となる女性だけの船外活動を実施しました。マクレイン飛行士は2019年にスーツのサイズ問題で初の女性船外活動に参加できず、今回ついに実現。二人は太陽電池パネルの準備やアンテナの移動作業を行いました。NASAの有人宇宙飛行における女性の活躍が注目されています。
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なぜキウイの卵はこんなに大きいのか?
2025-05-01 19:58
科学・技術キウイは飛べないニュージーランド原産の鳥で、体重の25%にもなる巨大な卵を産むことで知られています。かつては大型の祖先の名残とされていましたが、近年のDNA研究により小型の飛翔性の祖先を持つことが判明。この特異な卵の大きさは、孵化直後から活動できる雛を産むための進化的適応と考えられています。捕食者の少ない環境での生存戦略が背景にあるとみられ、鳥類の多様な進化の一例として注目されています。
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Waymo、自動運転による重大事故の大幅削減を実証
2025-05-01 18:49
科学・技術Waymoは、自社の自動運転車が重大事故や歩行者などの弱者を巻き込む事故の大幅削減に寄与していることを発表しました。人間の運転と比較して、歩行者との事故が92%、自転車との事故が82%減少するなど顕著な成果が示されました。交差点での事故も96%減少しており、赤信号の検出精度が高いことが要因とされています。これらの結果は、Vision Zeroの実現に向けた大きな一歩と評価されています。
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C++26で広がるconstexpr対応:標準ライブラリの進化
2025-05-01 18:36
科学・技術C++26では、標準ライブラリにおけるconstexpr対応が大幅に進展します。従来の制限を超え、stable_sortやuninitialized系のメモリアルゴリズム、<cmath>、<complex>の関数、さらには多くのコンテナがコンパイル時に使用可能となります。constexpr化により、より効率的で信頼性の高いコードが書けるようになり、静的解析や高速起動などの恩恵が広がります。本記事はその主な提案と影響をわかりやすく紹介しています。
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OpenEarable:カスタマイズ可能なBLE対応オーディオデバイス
2025-05-01 18:29
科学・技術OpenEarableは、LEAudioを使った音声ストリーミングやデータ取得が可能なウェアラブルデバイスで、オープンソースのファームウェアと専用アプリを備えています。BLEスキャナやSDカードフォーマットなど初期設定が必要ですが、Androidスマートフォンでの利用が想定され、FOTAには未対応です。教育や研究用途に適しており、高度なカスタマイズ性が魅力です。
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超軽量ニューラルネット構築への挑戦
2025-05-01 18:10
科学・技術著者は、6つのセンサーから得られる非線形なデータを用いて物体の姿勢推定を行うため、小型マイコン上で動作する超軽量なニューラルネットを構築しようと試みます。TensorFlowによる量子化訓練を用いてモデルを作成し、RustクレートMicroFlowで実行しますが、推論時に浮動小数点演算が必要で、目標とする整数演算オンリーの実装には至りません。著者はJAXによるカスタム量子化訓練を用いた手法を模索しており、200行以下で理解可能な美しく軽量なネットワークを目指しています。
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人間レベルの卓球プレイを実現したロボット
2025-05-01 18:03
科学・技術Google DeepMindの研究チームは、人間と対等に卓球をプレイできるロボットの開発に成功しました。本研究は視覚認識、モーター制御、戦略判断など複数のAI技術を統合し、動的なスポーツ環境での対人応答を実現した点が特徴です。研究にはStickman StudiosやHoku Labsの協力も含まれ、AIの運動学習と人間とのインタラクションの可能性を広げる画期的な成果として注目されています。
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Millihertz 5:機械式コンピュータの再現プロジェクト
2025-05-01 17:04
科学・技術Millihertz 5は、1948年に開発された世界初の電子式プログラム内蔵コンピュータ「マンチェスター・ベイビー」を模倣した機械式コンピュータです。データ要素としてボールベアリングを使用し、8×8ビットのRAMと8ビットのデータパスを備えています。現在も建設中であり、設計文書が公開されています。
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Llasa:大規模音声合成モデルの革新
2025-05-01 16:43
科学・技術Llasaは、LLaMAベースの音声合成モデルで、トレーニングと推論の計算リソースを拡張することで、自然な音声生成と感情表現の向上を実現しています。単一のTransformerアーキテクチャとVQコーデックを採用し、従来の多段階TTSモデルの複雑さを解消。1B、3B、8Bのモデルとトレーニングコードが公開され、研究者や開発者にとって有用なリソースとなっています。
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roons:物理マーブルを用いたチューリング完全な機械式コンピュータキット
2025-05-01 15:57
科学・技術「roons」は、マーブルと機械部品を使って論理回路や演算装置を構築できる、教育的かつ革新的なキットです。ユーザーは「ルーン」と呼ばれるパーツを組み合わせ、物理的なビットストリームを形成することで計算を実現します。小型でコンパクトな設計、パターンのホットリロード機能、モジュール構造、保存・拡張性にも優れており、初心者から技術者まで楽しめる設計です。プロトタイピングから量産までの製造過程も詳細に紹介され、Kickstarterキャンペーンも開始予定とのことです。
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AI Flame GraphがGPU性能解析に革命をもたらす
2025-05-01 14:30
科学・技術Brendan Greggが開発したAI Flame Graphがオープンソース化され、Intelの最新GPU「Battlemage」に対応。これにより、ゲームやAI処理におけるCPU・GPUの負荷をミリ秒単位で可視化し、性能ボトルネックを詳細に解析可能に。FlameScopeと連携し、GZDoomのようなゲームでのCPUとGPUの動作を視覚的に理解できます。セットアップにはLinux環境と高度な設定が必要ですが、将来的な簡易化が期待されています。