「文化・芸術」の記事一覧
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シンガポールのドラマ、佐賀で初の撮影
2025-05-14 03:33
文化・芸術シンガポールの監督マフズ・ムハマド氏が、佐賀県佐賀市でドラマ撮影を開始しました。彼の高祖母が明治時代に日本からシンガポールへ移住したという実話に基づいた物語で、撮影地には1884年建築の旧古賀家住宅が使用されています。作品は2026年にシンガポール国営放送で放映予定です。佐賀県では、以前のタイ作品撮影に続き、国際的な映像制作誘致に力を入れています。
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映画監督ロバート・ベントン氏、92歳で死去
2025-05-13 22:01
文化・芸術映画『クレイマー、クレイマー』や『ボニーとクライド』で知られる米国の名監督ロバート・ベントン氏が92歳で死去しました。アカデミー賞を3度受賞し、俳優からも信頼された存在でした。彼の作品はアメリカ映画の歴史において重要な転換点を築き、私生活でも映画業界に多大な影響を与え続けました。
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メキシコで進むナワトル語とマヤ語の復興運動
2025-05-13 16:08
文化・芸術メキシコでは、ナワトル語やマヤ語を含む68の先住民族言語が話されていますが、多くが消滅の危機にあります。これを受け、政府は教育現場に先住語の授業を導入する取り組みを強化。ユカタン州では3万5千人の学生がマヤ語を学び、メキシコシティでは78校でナワトル語の授業が開始されます。言語教育を通じて文化や価値観も学び、若者への継承を目指しています。一方で差別や制度的な課題も依然残っています。
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DNAに刻まれた詩、BökのXenotextがついに完成
2025-05-13 15:27
文化・芸術詩人クリスチャン・ブークが20年以上にわたり取り組んできた「Xenotext」プロジェクトが完遂された。これは詩を遺伝子コードに変換し、放射線耐性を持つバクテリア・デイノコッカスに組み込むという試みで、詩の一部はタンパク質として発現し、細菌内で対話形式の詩が自己複製されるというもの。これは芸術と科学の融合として、永続性と宇宙的な視野を持つ作品となっており、ブークの詩は文字通り生命体とともに存在し続けることになる。
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公共空間における身体と抵抗:Archisuitsの提案
2025-05-13 12:20
文化・芸術Archisuitは、ロサンゼルスの特定の建築構造物に適合するようデザインされた4種類のジャージスーツで構成されるアートプロジェクトです。これらのスーツは、人々のアクセスを拒否する建築空間に快適に存在するための手段を提示しており、建築が法的・社会的制御の道具であることを批判的に示唆しています。身体が排除される空間で「快適に存在すること」自体が抵抗になり得るというメッセージが込められています。
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懐かしのMS-DOSアプリとmoricons.dllの関係
2025-05-13 11:06
文化・芸術Windows 3.1時代のアイコン集「moricons.dll」は、多数のMS-DOSアプリに対応した視覚的手がかりを提供していました。Microsoft WordやQuickBASIC、Lotus 1-2-3、Flight Simulatorなど、多様なプログラムの起動ショートカット用アイコンが含まれており、APPS.INFファイルを通じてそれぞれのEXEに割り当てられていました。現代の開発環境とは異なる、手作業が多かった時代の象徴とも言える遺産です。
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カンヌで映画関税に懸念、トランプ大統領の発言が波紋
2025-05-12 21:55
文化・芸術カンヌ映画祭を前に、トランプ大統領が外国映画に対して100%の関税を検討していると発言し、欧米映画界に波紋が広がっています。EUの文化保護政策に反発する姿勢と見られ、Netflixなどの配信サービスへの規制にも批判的です。カンヌでは米映画人と欧州制作者の緊張が高まる中、業界の自由貿易と多様性の維持が問われる議論となりそうです。
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想像上の三進法コンピュータとヘーゲル的ロジック
2025-05-12 20:59
文化・芸術本記事は、サイバネティクスと三進法コンピューティングの思想的系譜を辿り、ウィーナーやマカロックらによる初期の機械学習理論と、ソ連のSETUNコンピュータにおける非二進法の試みを照らし合わせて論じている。特にドイツ観念論やヘーゲル哲学との接続を通じて、機械と人間の思考における非二値論理の可能性と限界、そしてそれが現代のAIやデジタルメタフィジクスに与える影響を探る理論的考察となっている。
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バービカン探訪記:都市に埋もれた建築の宝庫
2025-05-12 15:28
文化・芸術ロンドンのバービカン・エステートを訪れた筆者が、建築ツアーを通してその魅力を再発見した記録。1965年から1976年にかけて建設されたこの集合住宅は、迷路のような構造や古代文化からの着想、住人のライフスタイルを反映した設計で知られる。ローマ遺跡の上に建てられたこの施設は、建築愛好家やメディアからの注目も集めており、都市の中の独立した文化空間として存在感を放っている。
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大阪万博で世界最大のマーチングバンド記録を更新
2025-05-12 14:35
文化・芸術大阪・関西万博の会場で、1万2269人が一斉に演奏するマーチングバンドがギネス記録を更新しました。全国から約330団体が集結し、「星条旗よ永遠なれ」や能登半島への思いを込めた「ふるさと」を演奏。これにより、1997年に大阪で記録された1万1157人を超える新記録が樹立されました。
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奈良は日本カレーのふるさと?歴史と現代が融合するスパイス都市
2025-05-11 22:40
文化・芸術奈良がカレー文化の新たな拠点として注目されています。奈良時代にはシルクロード経由で香辛料が薬として伝来し、東大寺の正倉院に保管されていました。こうした歴史的背景をもとに、奈良町ではスパイス料理を提供する店が急増。ネパール料理のダルバートを提供する「ボサツカリー」など、スパイスを活かした現代的な料理が観光客に人気です。奈良の食文化が今、再評価されています。
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ニューヨークで日本文化パレード開催、6万人が来場
2025-05-11 21:35
文化・芸術2024年5月10日、ニューヨークで日本文化を祝うパレードが開催され、太鼓、武道、舞踊など多彩なパフォーマンスが披露されました。110以上の団体、約2800人が参加し、日本食フェスティバルと同時開催された本イベントには約6万人が来場しました。観客からは「日本文化の一体感が感じられる」との声もあり、アメリカにおける日本文化の浸透を感じさせる催しとなりました。
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カンヌ映画祭、第78回開催へ 国際情勢とトランプ関税が影を落とす
2025-05-11 21:21
文化・芸術第78回カンヌ映画祭が開幕を迎え、世界各国から映画人が集結する中、トランプ大統領による外国映画への関税計画が映画業界に波紋を広げています。今年は国際色豊かなラインアップが特徴で、南アフリカや日本、ナイジェリアなどからの作品も選出。政治と芸術が交差するカンヌの場で、映画が持つ境界を越える力に改めて注目が集まっています。
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バグが生む美の世界「The Glitch Gallery」
2025-05-11 17:29
文化・芸術The Glitch Galleryは、偶発的に生まれたソフトウェアバグを美術作品として展示するオンラインギャラリーです。コードの不具合が生み出す予期せぬグラフィックや構造を「偶然の芸術」として捉え、バグを創造的表現として再評価しています。来訪者は展示を鑑賞するだけでなく、自らの「バグ作品」を投稿することもできます。
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米国最古のデジタルコンピュータでDoomが動作
2025-05-11 16:49
文化・芸術アメリカで最も古い稼働中のデジタルコンピュータ上で、往年の名作ゲーム「Doom」が実行された。詳細な技術情報は記載されていないが、レトロコンピューティングの象徴的試みとして注目を集めている。インターネット上では、制約ある旧式ハードウェア上でのゲーム動作チャレンジが盛んで、本事例もその一環と考えられる。技術と遊び心が融合した象徴的なプロジェクト。
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故ミヒャエル・マイェルスのデジタル遺産を救ったアーティストの試み
2025-05-11 07:22
文化・芸術2002年に急逝したルクセンブルク出身の画家ミヒャエル・マイェルスのハードディスクを、アーティストのコリー・アーケンゲルが復元し、その創作プロセスを明らかにしました。Photoshopで構成された絵画の設計図や、展覧会の仮想配置データが残されており、デジタルとアナログを融合させた彼の先駆的手法が浮かび上がります。この取り組みは、消えゆくデジタルアートの保存と再発見の重要性を示す試金石となっています。
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ケルト硬貨入門:抽象美術としての古代コイン
2025-05-11 04:26
文化・芸術ケルト硬貨は、写実的な古典芸術に馴染んだ目には「粗雑」や「野蛮」と映ることがありますが、実際には高度な芸術性を持つ抽象表現です。ギリシャ硬貨の模倣から独自の意匠へと変化し、連続的な意図のもとに構成されています。多くの意匠は精神的世界とのつながりを意識しており、図案が一部しか刻まれないことも特徴です。視覚的に理解しづらい反面、歴史や意図をたどることで、その独自性と美学が見えてきます。
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映画『Sinners』、ブルースの歴史に注目集める
2025-05-10 17:01
文化・芸術映画『Sinners』は1930年代のアメリカ南部を舞台に、黒人文化やジュークジョイント、ブルース音楽を描き出している。主演はマイケル・B・ジョーダン。作品は音楽と歴史に関心を向けさせ、観光資源としてのブルース・トレイルやホットタマレ文化にも注目が集まる。舞台となったミシシッピ州クラークスデールには映画館がなく、地元住民は映画の上映と祝賀イベントの開催を求めている。映画の成功が地域経済活性化への期待を生んでいる。
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ゲーム文化を未来へ:Embracer Games Archiveの挑戦
2025-05-10 11:19
文化・芸術Embracer Games Archiveは、ゲームを文化遺産として保存することを目的に設立されたアーカイブです。現在7万5000点以上のゲームや周辺機器を収蔵し、今後はデータベースの公開も予定しています。スウェーデンに拠点を置き、ゲーム業界関係者や研究者、教育機関との協力を重視しており、ゲームの歴史を共有資産として継承していくことを目指しています。一般公開はされていませんが、SNSなどで情報発信を続けています。
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3歳の煙突掃除人は本物か?映像の真相に迫る
2025-05-10 06:58
文化・芸術インターネット上で話題となった「3歳の煙突掃除人」の映像は、実際には1929年頃のベルリンで撮影されたもので、演出されたものである可能性が高いと専門家が検証しました。映像に登場する子どもは当時の法律では就労が禁止されている年齢であり、使っている道具も実際の業務に耐えないミニチュアでした。さらに、子どもが煙突掃除人に扮する文化的背景や、撮影者の意図からも、実際の児童労働ではなく演出の一環であることが示唆されています。