「文化・芸術」の記事一覧
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大嶺薫氏の沖縄文化復興への功績を紹介する展示会
2025-05-10 04:13
文化・芸術沖縄県立博物館・美術館では、戦後の沖縄文化復興に尽力した大嶺薫氏の業績を紹介する展示会が開催されています。大嶺氏は、戦後の荒廃した首里城などから文化財を収集し、沖縄初の博物館である東恩納博物館の初代館長を務めました。展示会では、戦火を免れた龍柱や仏具、陶器などが紹介され、沖縄文化の保存と継承の重要性が再認識されています。
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tixy:32文字で創造するコードアート
2025-05-10 02:56
文化・芸術「tixy」は、JavaScriptのわずか32文字以内で記述する関数によって、アニメーションを生成する実験的なプロジェクトです。時刻やインデックス、座標を受け取る関数でパターンを描画し、数学的な発想と表現力が試される空間となっています。視覚的な結果が即座に現れ、創造性を刺激するユニークなコードゴルフの一例です。
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晩年のブコウスキーとコンピュータの関係
2025-05-10 00:45
文化・芸術詩人チャールズ・ブコウスキーは1990年にMacintosh IIsiを手に入れ、創作に大きな変化をもたらしました。コンピュータによって詩の生産量が倍増し、晩年の創作意欲も高まりました。彼は新技術に前向きで、電子書籍やインターネットにも関心を示しました。一方、ウィリアム・バロウズはデジタル技術に消極的で、物理的な表現手法を重視しました。両者の対比は、創作における技術受容の多様性を示しています。
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ボードレール詩集の英訳と研究サイト「FleursDuMal.org」
2025-05-09 22:42
文化・芸術Fleursdumal.orgはフランスの詩人シャルル・ボードレールの代表作『悪の華』を特集したオンライン文芸サイトです。2004年に開設され、各版の全詩と複数の英訳を収録しています。運営者Supervertの他著作や翻訳者への投稿募集なども行われ、詩の理解を深めるために1861年版の目次などが用意されています。著作権に配慮しつつ、文学への情熱と多様な翻訳の提示を通して、英語話者にボードレールの世界を広げています。
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LSD製造の神話と実像:ウィリアム・ピカードの物語
2025-05-09 21:30
文化・芸術ウィリアム・レナード・ピカードは、世界有数のLSD製造者として知られる人物で、2020年にカンザス州で逮捕されました。彼はハーバード卒の研究者であり、かつてはLSDを宗教的儀式のように製造していたとされます。彼の人生は60年代のヒッピー文化から始まり、刑務所生活、仏教への帰依、そして再び薬物政策研究に戻るなど波乱に満ちたものでした。この記事は、薬物文化、科学、法の交差点に立つ彼の軌跡を詳しく描いています。
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アドベンチャーゲームの起源をたどる未発表原稿
2025-05-09 18:37
文化・芸術ゲームデザイナーのウォーレン・ロビネットによる未発表の書籍原稿『Inventing the Adventure Game』は、アドベンチャーゲームの黎明期を詳細に記述しています。Colossal Cave AdventureのテキストベースゲームからAtari 2600の『Adventure』、さらに教育ソフト『Rocky’s Boots』まで、ゲームの進化を解説。プレイヤーとの対話、空間とクリーチャー設計、ゲームから得られる学びの可能性にも言及し、ゲームデザイン思想が深く掘り下げられています。
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ライブラリ・オブ・コングレス、チカーノ記者ラウル・ルイス氏の資料を収蔵
2025-05-09 17:54
文化・芸術ライブラリ・オブ・コングレスは、1960〜70年代のチカーノ運動で活躍した記者ラウル・ルイス氏の写真と文書を収蔵しました。これはヒスパニック系アメリカ人の歴史を記録する貴重な資料であり、多文化的報道と運動の証言として注目されています。一方、同館のカラ・ヘイデン館長はこの直後にトランプ大統領により解任され、多様性に関する記録の扱いが政権の方針により揺れ動いていることが浮き彫りになっています。
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1958年のチリ遠征写真公開 ダーウィンの足跡と南米の自然を記録
2025-05-09 03:41
文化・芸術英国王立協会が1958~59年に実施した南チリ遠征の写真300枚以上が公開されました。ダーウィンの探検をなぞる形で、生物学、地質学、民族学など多分野の科学者が現地調査を行い、チリの山岳地帯や先住民族カウェスカルとの交流も記録されています。地球科学や進化生物学に関する貴重な資料であり、当時の地球環境や人々の生活文化を知る重要な手がかりとなります。
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ヒアスト・ニュースリール:映像で見る20世紀の記録
2025-05-08 22:32
文化・芸術ヒアスト社が1981年にカリフォルニア大学に寄贈したニュース映画コレクションは、1929年から1967年にかけて劇場で公開された映像記録を含み、UCLAフィルム・テレビアーカイブとパッカード人文学研究所が共同でウェブ公開を進めています。これらの映像は当時の社会的偏見や価値観を反映しており、閲覧者にはその点への配慮が求められます。歴史的研究や文化理解の資源として、貴重なビジュアルアーカイブとなっています。
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名作ゲーム4本が殿堂入り
2025-05-08 21:47
文化・芸術2025年の「世界ビデオゲーム殿堂」には、Defender、たまごっち、ゴールデンアイ007、Quakeの4作品が選ばれました。Defenderは高難度のアーケードゲームとして評価され、たまごっちはペット育成ゲームの先駆けとして人気を博しました。ゴールデンアイ007はマルチプレイFPSの礎を築き、Quakeは3Dエンジンとコードの影響力で称賛されました。これらの作品はゲーム業界や文化への影響の大きさが評価されています。
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ユーロビジョンの脱政治化は不可能と専門家指摘
2025-05-08 21:47
文化・芸術ユーロビジョン・ソング・コンテストは音楽と文化の祭典として非政治性を掲げていますが、実際には政治が常に影を落としています。特にイスラエルのガザ攻撃やLGBTQに関する文化戦争などが注目されています。専門家らは、国を代表して参加する以上、政治的背景を排除することは不可能と指摘し、新たな旗ルールなどの対応にも限界があるとしています。
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なぜ電話と電卓の数字配列は逆なのか?
2025-05-08 20:04
文化・芸術電話と電卓の数字配列が逆である理由を探る記事です。電卓は上段に7-8-9を、電話は1-2-3を配置しており、その起源は19世紀の計算機や現金登録機にさかのぼります。効率や機械構造、ユーザー習慣が影響した結果、異なる配列が定着しました。電話配列は人間工学に基づいた研究から選ばれ、電卓配列は操作性と計算効率を重視した歴史的経緯があります。最適化と慣れが、現代でもこの違いを維持する要因となっています。
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視覚式電信の興隆と衰退
2025-05-08 19:13
文化・芸術フランスのクロード・シャップが18世紀末に発明した視覚式電信は、回転可能なアームを組み合わせて文字を表現し、数百キロにわたる通信網を形成しました。革命期やナポレオンの時代に国の情報伝達手段として活用され、最盛期には全国に556の中継塔が建設されました。しかし、電気式電信の登場により1852年に廃止されました。現在でもフランス各地には記念碑や塔が残り、その革新性と歴史的意義が再評価されています。
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ペンプロッターアートの進化と魅力
2025-05-08 08:14
文化・芸術ペンプロッターは1950年代に技術目的で登場しましたが、今では芸術表現の手段として注目されています。特にトルシェタイル模様などを用いた幾何学的で魅力的な作品が人気を集めています。本記事では、アナログとデジタルが融合したプロッターアートの進化と、それを支える技術、代表的なアーティストたちの活動を紹介しています。ポストカードとしての作品展開も成功を収めています。
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パリのオベリスクに秘められた古代エジプトの暗号
2025-05-08 08:04
文化・芸術パリ・コンコルド広場に立つ古代エジプトのオベリスクから、暗号的なヒエログリフが発見されました。ソルボンヌ大学のエジプト学者ジャン=ギヨーム・オレット=ペルティエ氏が清掃作業中に発見したもので、内容はファラオ・ラムセス2世が神に選ばれた存在であると強調するものでした。これらのメッセージは、年に一度のオペト祭でナイル川から神殿に到着した上流階級のみに見えるよう設計されており、神格化された王権を知識層に向けて示す巧妙な政治的プロパガンダでした。
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パリのルクソールのオベリスクに隠された神聖なメッセージ
2025-05-08 08:04
文化・芸術パリ・コンコルド広場のルクソールのオベリスクに、古代エジプトの上流階級しか解読できなかった「暗号ヒエログリフ」が7つ隠されていたことが、エジプト学者のジャン=ギヨーム・オレット=ペルティエ氏により発見されました。これらの記号はラムセス2世の神聖性と統治の正当性を強調するもので、王の神性を船で接近する貴族にだけ伝えるよう配置されています。研究成果は今後学術誌に掲載される予定です。
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数学と詩の間を歩いたフィールズ賞受賞者、ジュン・フー
2025-05-07 21:34
文化・芸術韓国出身で高校中退のジュン・フー氏は、かつて詩人を志していたが、偶然の出会いから数学の道に進み、幾何学と組合せ論を結びつける斬新な手法でフィールズ賞を受賞した。彼は日々の散歩や読書の中で問題への直感を養い、既存の幾何的枠組みに囚われず、空間を持たない代数的構造を用いた証明で、ログコンケイブ性などの難問を解決してきた。その思索の姿勢は詩的で、日常生活でもルーティンと内省を大切にする静かな探究者である。
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Prologでの平均計算:教育的制約と実用性のジレンマ
2025-05-07 19:54
文化・芸術Danielのブログでは、Prologによる平均計算の実装を例に、教育現場における非効率なコーディング課題について皮肉を込めて論じられています。標準ライブラリを用いれば簡潔な処理も、教育目的では再帰による低水準な実装が求められ、実用性が損なわれると指摘。Prologの有用性や可読性を犠牲にするような教育手法に対し、問題提起をしています。
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Macテーマの宝庫「Mac Themes Garden」公開、懐かしのKaleidoscopeテーマを網羅
2025-05-07 19:44
文化・芸術クラシックMac OSのKaleidoscopeテーマを集約した「Mac Themes Garden」が公開されました。Damien氏による手作業でのアーカイブには3,000以上のテーマが収録され、Mac OS 9のUIを再現したウェブサイト上で閲覧可能です。各テーマはスクリーンショット付きで紹介され、RSSフィードにも対応。作業の自動化が困難なため、VM上でテーマを適用・撮影・記録するという手間のかかるプロセスでコレクションが構築されています。現在も進行中のプロジェクトであり、今後もさらなるテーマや機能の追加が予定されています。
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小説家とゲーム作家のクロスオーバー
2025-05-07 17:20
文化・芸術近年、小説家とゲーム作家の境界が曖昧になり、両分野を行き来する作家が増えています。出版業界の収入不安定さからゲーム業界へ進出する小説家もいれば、逆に不安定なゲーム制作環境から小説執筆に転じる作家も。物語構築の手法や表現形式の違いに戸惑いながらも、両分野の融合によって新しい創作の可能性が広がっていることが語られています。