「文化・芸術」の記事一覧
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1996年のボウイとオンライン音楽配信の実験
2025-05-07 15:58
文化・芸術1996年、デヴィッド・ボウイはシングル「Telling Lies」を自身のウェブサイトで無料配信し、インターネットを利用した音楽配信の先駆的な試みに挑みました。当時の回線速度の制約や音質の低さ、配信フォーマットの多様性など技術的な課題は多くありましたが、2日で15万人がダウンロードし、話題性と実験的価値は十分でした。N2K社とLiquid Audioの協力のもと、音楽配信の未来を模索したこのプロジェクトは、後のストリーミング時代の布石となる試みでした。
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アメリカ最古の飼い猫の痕跡、スペイン船沈没跡から発見
2025-05-07 12:30
文化・芸術アメリカ・フロリダ沖のスペイン船沈没跡から、約500年前に飼われていたと見られる2匹の猫の骨が発見されました。猫はおそらく船内のネズミ駆除のために連れて来られたもので、乗組員と親密に過ごしていた形跡があります。食生活の分析からは、魚や肉を与えられていたことが判明し、食用や毛皮目的ではなかったと考えられます。これはアメリカ本土における最古の飼い猫の証拠とされています。
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Internet Roadtrip:インターネットを旅する仮想体験
2025-05-07 05:50
文化・芸術「Internet Roadtrip」は、仮想のカーステレオと地図を使ってインターネット上を旅するような体験を提供するインタラクティブサイトです。画面にはラジオチューナー風のインターフェースと地図が表示され、さまざまなWeb文化やミーム的要素が組み込まれています。ドライバーの数やボリューム調整など、ゲーム的要素も取り入れられており、レトロなデザインと遊び心に満ちた演出が特徴です。
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キルギスの鷹匠たち
2025-05-07 00:51
文化・芸術中央アジアの山岳地帯に暮らすキルギスの鷹匠たちは、古代から続く伝統を今も守り続けている。彼らは黄金の鷲を育て、厳しい自然の中で狩りを共にする生活を営む。この文化は単なる狩猟ではなく、家族や地域社会、自然との深い関係を体現している。近年、観光や国際的な注目により再評価される一方、都市化や若年層の価値観の変化により継承の危機にも直面している。
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万博の人気お土産ランキング
2025-05-06 23:32
文化・芸術ゴールデンウィーク最終日の万博会場では、お土産選びに悩む来場者のために、人気アイテムの調査が行われました。1位は色やポーズが異なる「ミャクミャク カプセルフィギュア」で、販売開始から午前中に売り切れるほどの人気。ほかにも「Hi-Chew」や京都の抹茶ラングドシャ「茶の菓」などがランクイン。一部商品は限定カラーや政治家による贈答で話題に。物販の盛況ぶりは、来場者にとってお土産選びが万博体験の重要な一部となっていることを示しています。
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名作インディーゲーム『VVVVVV』のソースコード公開
2025-05-06 23:22
文化・芸術2010年に発売されたインディーゲーム『VVVVVV』のソースコードがGitHub上で公開。開発者Terry Cavanaghによるもので、音楽はMagnus Pålssonが担当。2.0ではC++に移植され、2.2ではSDL2やSteam対応が加えられるなど、様々な開発者の協力を得て進化。非営利の個人利用に限り、自由にコンパイルして遊ぶことができ、オープンソースによるゲーム保存や研究にも貢献している。
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メットガラ2025、ブラック・スタイルを称える華やかな夜
2025-05-06 21:43
文化・芸術2025年のメットガラは、「Superfine: Tailoring Black Style」展に合わせ、ブラック・ダンディズムをテーマに開催されました。ファッション界や芸能界の著名人が、洗練されたスーツやアクセサリーで登場し、ブラック・スタイルの歴史と影響力を称えました。展示では、18世紀から現代までのブラック・メンズウェアの進化が紹介され、ファッションを通じたアイデンティティの表現が強調されました。
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レッド・ツェッペリンのギタリスト、再び著作権訴訟に直面
2025-05-06 21:43
文化・芸術レッド・ツェッペリンのジミー・ペイジが「Dazed and Confused」をめぐる著作権侵害で再び訴えられました。原作者ジェイク・ホームズは、過去の和解後にも無断で楽曲が使用されたとして、新たに15万ドルの損害賠償を求めています。訴訟はバンドの著作権問題の長年にわたる論争の一環です。
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おすすめの副作用と「空の検索バー」
2025-05-06 20:32
文化・芸術「空の検索バー」は、ウェブ体験における意図の分散と集中力の喪失を描いた随筆です。意図しない自動補完やアルゴリズムによる推薦が、個人の選択や記憶に干渉する例から始まり、情報推薦の設計とその倫理的影響に警鐘を鳴らします。過剰な選択肢がもたらすノイズと、その先にある自由意志の揺らぎに対する警戒を論じています。
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『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』が著作権切れになった理由
2025-05-06 20:14
文化・芸術ジョージ・ロメロ監督の『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』はゾンビ映画の原点として高く評価される作品ですが、配給会社のミスにより著作権表示が省略され、パブリックドメイン入りしてしまいました。その結果、映画の収益は制限され、ロメロ氏には正当な報酬がほとんど支払われませんでした。一方で、この自由な流通が映画の認知度を高め、ホラー文化への影響力を一層深めることにもつながったといえます。
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マラヤ切手に刻まれた時を超えるデザイン美
2025-05-06 12:54
文化・芸術この記事は、マラヤの「ココナッツ切手」として知られる郵便切手シリーズの歴史、美学、製造技術に関する広範な研究をまとめたものです。設計や手彫り書体、用紙、印刷技術、第二次世界大戦期の変遷、さらにはスペクトル分析や顕微鏡観察など科学的手法による解析も含まれています。文化財としての切手の価値と、コレクターや研究者にとっての魅力を詳細に解き明かす内容です。
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テクノロジーと多様性が融合する日本の新しいアート体験
2025-05-06 07:00
文化・芸術日本では、テクノロジーと多様性を融合した新しいアート体験が注目されています。チームラボは、光や音を駆使した没入型のデジタルアートを展開し、訪れる人々に新たな感動を提供しています。一方、ヘラルボニーは、知的障害のあるアーティストの作品を商品化し、企業とのコラボレーションを通じて社会的包摂を推進しています。
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ターナーの再評価と光の芸術
2025-05-06 04:32
文化・芸術19世紀英国の画家J・M・W・ターナーは、若くしてロイヤル・アカデミーに認められた天才でしたが、晩年の作品は同時代人に理解されず、風評も荒れました。しかし、彼の風景画は自然の光や空気を捉え、のちに印象派や抽象表現主義に影響を与えました。2025年はターナー生誕250周年で、英国各地で展覧会が開催され、彼の業績が改めて注目されています。ターナーの革新性と実験精神は、時代を超えて評価されています。
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京都・葵祭の斎王代が神事で手を清める儀式に参加
2025-05-06 01:30
文化・芸術京都三大祭の一つ、葵祭の前に、主役の斎王代・山内彩さんが賀茂神社での御禊の儀に参加しました。十二単をまとい、御手洗川で手を清める伝統的な神事で、祭りの成功と安全を祈願する意味があります。本行列は5月15日に行われ、500人が平安装束で練り歩く予定です。
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京都の藤森神社で迫力の馬術儀式「駆け馬」披露
2025-05-06 01:28
文化・芸術京都の藤森神社で、古来の武士による馬術を再現する「駆け馬」が披露されました。ムロマチ時代から続く伝統行事で、横乗りや矢に当たったふりをする技など、計7つの技が披露され、観客を魅了しました。これは神への奉納として行われており、年に一度の見どころとなっています。
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英国、V-Eデー80周年を100歳の退役軍人と共に祝う
2025-05-05 20:52
文化・芸術英国は第二次世界大戦の欧州戦勝記念日(V-Eデー)80周年を迎え、100歳の退役軍人アラン・ケネット氏が式典の先頭に立ちました。ロンドンでは1,300人の軍人による行進や、ランカスター爆撃機とレッドアローズによるフライパスが行われました。チャールズ国王とカミラ王妃も出席し、戦争の犠牲者への感謝と平和の重要性を再確認する機会となりました。
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イスラーム芸術におけるピクセル美学:スクエア・クーフィー書道の魅力
2025-05-05 20:42
文化・芸術スクエア・クーフィー書道は、イスラーム芸術における独特な書体で、幾何学模様のように見える構造の中に、コーランの句や深い意味が隠されています。12〜13世紀に建築装飾として登場し、現代ではグラフィック的な魅力で再評価されています。直線と角を活かしたその書体は、方向や形を自由に変えてパターンを形成する柔軟性があり、視覚的な美と知的な奥行きを兼ね備えています。
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ハーラン・エリスンが語る創作とテクノロジーの距離
2025-05-05 18:13
文化・芸術伝説的作家ハーラン・エリスンは、数多くの受賞歴を誇る作品の創作手法や技術観を語り、自身がコンピュータを使わずに手動タイプライターで執筆を続ける理由を明かしています。彼は創作には困難さが必要だとし、便利さを追求する現代の風潮に批判的です。また代表作『“悔い改めよ、ハーレクイン!”とチクタクマンは言った』の誕生秘話や、自身の作品を再編集・再発行するEdgeworksシリーズの意義についても熱く語っています。
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ゲーム保存に見る愛着と価値:骨董の視点から
2025-05-05 16:26
文化・芸術ゲームの保存と楽しみ方について、英国のテレビ番組「Antiques Roadshow」の視点から再考するエッセイ。所有物への愛着が何より重要であり、古いゲームにも感情的価値があると説く。説明書の書き込みやカートリッジの傷も「愛された証」として肯定的に捉えられ、コレクションや保存のあり方に対する柔軟な視点が提示されている。現代の急速なゲーム文化における自己肯定と所有の喜びを肯定する内容。
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Atariの名作『Adventure』誕生の舞台裏
2025-05-05 14:01
文化・芸術Atari 2600用ゲーム『Adventure』は、1980年に登場し、家庭用ゲーム機で初のアクションアドベンチャー体験を提供しました。開発者ウォーレン・ロビネットは、Colossal Cave Adventureに影響を受け、限られたVCSの性能で複雑なゲーム世界を表現。30画面に広がる迷宮、性格づけされたドラゴン、そして有名な“隠しメッセージ”で知られ、後のゲーム業界に「イースターエッグ文化」や開発者の名前を示す慣習を広めました。現在も愛され続け、改造版や続編も登場しています。