「表現の自由」の記事一覧
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イランの巨匠パナヒ監督、カンヌ凱旋後に英雄歓迎
2025-05-26 21:23
文化・芸術イランの映画監督ジャファル・パナヒ氏がカンヌ映画祭で最高賞を受賞後、テヘランに帰国し熱烈な歓迎を受けた。パナヒ氏は長年、出国禁止や投獄を受けながらも作品を制作し続け、最新作は収監体験をもとにした政治色の強い内容。フランス外相が称賛した一方、イラン政府は政治利用だと反発している。
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イランのジャファル・パナヒ監督、カンヌで最高賞と自由を訴え
2025-05-24 20:34
文化・芸術カンヌ国際映画祭で、イランの反体制派監督ジャファル・パナヒが最高賞パルムドールを受賞しました。受賞作『It Was Just an Accident』は、過去に拷問を受けた人々が加害者と再会する物語で、報復と赦しを問う政治的ドラマです。授賞式でパナヒ監督は「祖国と自由のために団結を」と訴えました。イランでの表現の自由や女性の権利弾圧が続く中、彼の作品と姿勢が国際的に注目を集めています。
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イラン映画、カンヌで上映もヒジャブ描写に論争
2025-05-22 21:40
文化・芸術カンヌ国際映画祭で、イランの国営承認を受けた映画『Woman and Child』が上映されました。全編にわたり女性がヒジャブを着用しており、検閲に配慮した内容に批判の声も。監督ルスタイは「現実に近づけたい」と語る一方、亡命映画人たちは体制迎合だと非難。政治と表現のジレンマが浮き彫りになっています。
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拘束を経て卒業、パレスチナ人活動家が語る自由の意味
2025-05-19 21:37
社会パレスチナ人活動家モーセン・マドウィ氏が、移民拘束から解放され、コロンビア大学の卒業式に出席しました。トランプ政権下での弾圧により拘束されたものの、釈放され自由の身で卒業を迎えた彼は、仲間の写真を掲げて自由と正義を訴えました。大学の対応に不満を表明しつつも、共に闘う意志を語っています。
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トランプ大統領、“リベンジポルノ”を連邦犯罪にする法案に署名
2025-05-19 21:37
政治トランプ大統領は、性的画像を同意なしにネットに投稿する「リベンジポルノ」を連邦犯罪とする「Take It Down Act」に署名しました。この法案は、メラニア夫人の強い後押しで成立し、被害者の要請から48時間以内に投稿削除を義務づけ、AIによる偽造画像も対象としています。法案には両党の広範な支持がありましたが、表現の自由や監視の懸念も指摘されています。
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サルマン・ラシュディ氏襲撃犯に禁錮25年
2025-05-16 21:00
社会作家サルマン・ラシュディ氏を2022年に刺したハディ・マタル被告に対し、米裁判所は禁錮25年の判決を言い渡しました。ラシュディ氏は片目を失う重傷を負い、今も後遺症と悪夢に苦しんでいると述べています。マタル被告は事件について否認せず、ラシュディ氏を「偽善者」と非難しました。事件はイランによる1989年のファトワに基づく動機とみられ、被告は今後、連邦裁判でもテロ関連罪で裁かれる見込みです。
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ネット公開の先駆者:Cryptome創設者ジョン・L・ヤング氏死去
2025-05-15 22:16
社会ネット上で政府・企業の機密文書を公開するサイトCryptomeの共同創設者ジョン・L・ヤング氏が89歳で逝去しました。1996年に設立されたCryptomeは、表現の自由や暗号技術、国家機密に関する文書を集約し、WikiLeaks設立当初の支援者でもありました。公的透明性を貫くその姿勢は、多くのデジタル時代の活動家に影響を与えました。
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カンヌで映画関税に懸念、トランプ大統領の発言が波紋
2025-05-12 21:55
文化・芸術カンヌ映画祭を前に、トランプ大統領が外国映画に対して100%の関税を検討していると発言し、欧米映画界に波紋が広がっています。EUの文化保護政策に反発する姿勢と見られ、Netflixなどの配信サービスへの規制にも批判的です。カンヌでは米映画人と欧州制作者の緊張が高まる中、業界の自由貿易と多様性の維持が問われる議論となりそうです。
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米国防総省、多様性・人種・ジェンダー関連書籍の排除を命令
2025-05-09 21:05
政治米国防総省は、全軍の図書館にある多様性、反人種差別、ジェンダーに関する書籍の撤去を命じました。これは国防長官ヘグセス氏の方針によるもので、軍内部でのDEI(多様性・公平性・包括性)関連資料の排除が進んでいます。すでに海軍士官学校ではホロコースト関連書籍やマヤ・アンジェロウの著書など約400冊が撤去されており、表現の自由や教育の独立性を巡る懸念が高まっています。
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コロンビア大学での親パレスチナ抗議、警察が介入し逮捕者も
2025-05-08 03:17
政治コロンビア大学での親パレスチナ抗議活動がエスカレートし、警察が大学側の要請により介入、複数の逮捕者が出ました。学生たちは図書館を占拠し、大学の軍需産業との関係やイスラエル支援を批判。大学側はキャンパスの安全確保を理由に警察を呼び、違法な活動には厳しく対処すると声明を出しました。ニューヨーク市長も平和的抗議は支持しつつ、法の順守を求める立場を表明。抗議活動は全国的な注目を集めています。
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トランプ令状、違憲と判決 法律事務所狙い撃ちは違法
2025-05-02 23:24
政治トランプ前大統領が法律事務所パーキンス・コイを狙った大統領令に対し、連邦裁判所は違憲とする判断を下しました。判決では、政権が異なる政治的見解を持つ法律家を排除しようとする行為は表現の自由に反するとされ、政権による権力の乱用を厳しく批判しています。これはトランプ氏の大統領権限に対する永久的な制限を認めた初のケースです。
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トランプ政権、PBSとNPRへの連邦資金を打ち切りへ
2025-05-02 21:09
政治トランプ大統領は、PBSとNPRへの連邦資金を打ち切る大統領令に署名し、公共放送の偏向報道を批判。これに対し、両放送局の代表者は憲法違反と反発し、法的措置を取る構えを示している。CPBは資金配分の独立性を主張し、地方局の存続危機も懸念される。政権による文化・報道機関への締め付けの一環として、強い反響を呼んでいる。
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英ラップグループKneecapの発言、テロ捜査対象に
2025-05-01 21:51
社会アイルランドのヒップホップグループKneecapが、コンサートで過激な発言をしたことを受けて、英警察がテロ関連の捜査を開始。発言内容には「地元議員を殺せ」や「ハマス、ヒズボラ万歳」などが含まれており、問題視されています。グループは謝罪し、意図的ではなかったと主張。表現の自由を巡り賛否が分かれています。