「データベース」の記事一覧
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PostgreSQLを自動シャーディングするPgDog
2025-05-26 16:55
IT・ネットPgDogはRust製の高速なトランザクションプーラー兼レプリケーションマネージャーで、PostgreSQLの自動シャーディングを可能にします。複数のデータベースや多数の接続を管理し、クエリを最適なシャードにルーティング。SELECTクエリはレプリカに、更新系はプライマリに振り分け、冗長化と可用性も確保。OpenMetricsにも対応し、DockerやHelmで簡単に導入可能。AGPLライセンスで公開されています。
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JavaScriptでSQLiteを拡張するSQLite-JS
2025-05-22 13:25
IT・ネットSQLite-JSは、SQLiteにJavaScriptベースの関数を追加する拡張機能です。これにより、スカラー関数や集計関数、ウィンドウ関数、照合順の定義がJavaScriptで可能になります。例として年齢計算や中央値、移動平均、パーセンタイルの実装方法が紹介されており、SQLiteでの柔軟なデータ処理が実現します。JavaScript評価も可能で、SQLite内で直接コード実行もできます。オフライン環境でも関数を同期できる設計となっています。
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DuckDBがArrow Flightに対応「Airport」拡張登場
2025-05-19 11:25
IT・ネットDuckDBに新たな拡張機能「Airport」が追加され、Arrow Flightを利用した高性能データ通信が可能になりました。これによりDuckDBは外部APIや非対応フォーマットのデータにもアクセス可能となり、ユーザー定義関数のリモート実行や厳格なアクセス制御も実現します。拡張機能はC++で実装され、Apache ArrowとgRPCを活用し、高速な分散データ処理に対応する仕組みを提供しています。
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失われたスモールデータの10年?
2025-05-19 08:39
科学・技術DuckDBチームは、2012年製のMacBook Proで現代のデータベンチマークを実行し、過去10年の分散処理の流行が過剰だった可能性を検証しました。結果、16GBのRAMとSSDを備えたこの旧式マシンでも、数十億行のデータを扱う複雑なSQLクエリを現実的な時間で処理可能であると確認されました。これは、単一ノードでのデータ分析が10年前から可能だったことを示唆しています。
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PostgreSQLにおけるロック競合の基礎
2025-05-18 03:13
IT・ネットPostgreSQLにおけるロック競合は、データベースのパフォーマンスに直結する重要な概念です。この記事では、ロックの基本的な種類とその競合がどのように発生し、どのように検出・解消されるかについて簡潔に触れています。データベースの内部動作やチューニングに関心のあるエンジニアにとっては、理解しておくべき基礎知識といえるでしょう。
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toyDB:教育目的で構築されたRust製分散SQLデータベース
2025-05-11 19:49
IT・ネットtoyDBは、Rustで構築された分散SQLデータベースで、教育用途として設計されました。Raftによる合意形成、MVCCによるACIDトランザクション、ヒューリスティックなクエリ最適化、BitCaskやメモリベースのストレージエンジンなどを備えています。コマンドラインでのSQL操作や5ノードのクラスタ起動も可能で、複雑な結合や集計、トランザクションを実行できます。性能よりも概念理解を重視しています。
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FoundationDBのSQL参照仕様
2025-05-07 21:48
IT・ネットFoundationDBのRecord LayerにおけるSQLインターフェースについての簡単な参照記事です。このSQL APIはまだ開発途上であり、今後大きな変更が加えられる可能性があります。現在のところ、ドキュメントは更新予定であり、仕様や機能の詳細は今後明らかになる見込みです。
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PostgreSQL 18で非同期I/O導入、クラウド環境での読み取り性能が最大3倍向上
2025-05-07 14:57
IT・ネットPostgreSQL 18では新たに非同期I/Oが導入され、クラウド環境での読み取り処理が大幅に高速化されました。特にネットワーク接続ストレージを使用する場合、従来の同期I/Oと比べて最大3倍の性能向上が見込まれています。新設定「io_method」により、sync、worker、io_uringの3方式を選択可能。最も高性能なio_uringはLinuxカーネル5.1以降で利用でき、システムコールのオーバーヘッドを最小限に抑えます。PostgreSQLはこの改善によりクラウド最適化が進んでいます。
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Redis、AGPLv3ライセンスでオープンソースに回帰
2025-05-01 15:56
IT・ネットRedisはバージョン8.0のリリースに伴い、OSI承認のAGPLv3ライセンスを採用し、オープンソースとしての立場を再確認しました。新たに導入されたデータ型「Vector Sets」や、Redis Stackの技術統合、30以上のパフォーマンス向上が特徴です。この変更は、開発者コミュニティとの信頼関係を強化し、オープンソースの精神を再び強調するものです。