「エネルギー政策」の記事一覧
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EUと英国、対ロシア追加制裁を発表 米国の動きを待たず
2025-05-20 21:42
国際EUと英国は、ロシアの「影の石油艦隊」や制裁逃れを支援する金融機関を対象にした新たな制裁を発表しました。米国はトランプ大統領の電話会談後も制裁に動いておらず、欧州は独自に圧力強化を図る姿勢を鮮明にしています。制裁の焦点はロシア産原油の価格上限の厳格化と制裁回避手段の封じ込めにあります。ウクライナのゼレンスキー大統領も歓迎の意を表明し、欧米の結束が改めて問われています。
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バイオ燃料混合ガソリン、2028年度に一部導入へ
2025-05-19 21:30
環境日本政府は2028年度から一部地域で自動車用にバイオ燃料を混合したガソリンの供給を開始する方針を明らかにしました。2030年度の本格導入を目指し、対象地域や安全性、流通体制の検証を進めます。バイオ燃料はトウモロコシなどの植物由来で、CO2排出削減を目的としていますが、濃度が20%に達する場合は車両対応や安全性の検証が必要とされています。
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豪総選挙前に両党首が“格下”を自称、支持拡大狙う
2025-05-02 10:11
政治オーストラリア総選挙を前に、与党労働党のアルバニージー首相と野党連合のダットン党首がともに「格下」を自称し、支持拡大を狙っている。若年層の増加や住宅政策、エネルギー政策などが争点。労働党は再生可能エネルギー重視、保守連合は原発導入を訴える。選挙結果は国内の経済政策や対米姿勢にも影響を及ぼすとみられる。
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追尾しない太陽光発電の未来
2025-05-01 18:06
環境従来、単軸追尾型ソーラーアレイが太陽光発電における効率性の王者とされてきましたが、近年PVモジュールの価格が急落し、固定型の東西向きアレイが材料費・労力・土地効率の面で優位に立つ可能性が浮上しています。追尾型はより少ないパネルで同等の電力を得られる一方、構造が複雑で設置や保守に高コストがかかります。本記事では、気象条件や地形、設置地域に応じた最適な選択肢を模索しています。
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泊原発3号機、11年越しで安全審査に合格
2025-04-30 16:43
科学・技術北海道電力の泊原子力発電所3号機が、安全対策が新基準に適合するとして原子力規制委員会から再稼働に向けた審査合格を得ました。2013年の申請から11年を経ての進展で、再稼働は2027年3月以降の見込み。日本では脱炭素やエネルギー安定供給の観点から原発活用の動きが進む一方、地域住民の不安も根強く、信頼回復が課題です。