「Go」の記事一覧
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DIフレームワークは本当に必要か?
2025-05-25 07:41
IT・ネットこの記事では、Go言語における依存性注入(DI)の基本概念を解説し、DIフレームワークを使わない手法の利点を紹介しています。フレームワークによる依存関係の隠蔽やデバッグの難しさに対し、明示的な関数呼び出しによる構成が、可読性・保守性・型安全性の面で優れていると主張しています。UberのdigやGoogleのwireのようなDIツールに対しても、それぞれの利点と課題を検討。最終的には、Goのシンプルな設計哲学に則ったコード構成が推奨されています。
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Goのスケジューラの仕組みと進化
2025-05-18 17:03
科学・技術本記事は、Go 1.24におけるスケジューラの内部動作とその進化を詳述しています。初期のグローバルキュー中心のスケジューラから、GMP(Goroutine、Machine、Processor)モデルへの移行によるスケーラビリティと性能向上の工夫、goroutineの生成や実行、システムコール時の挙動、メモリ管理などについて網羅的に解説されています。Goの高効率な並行処理の裏側を深く知るための技術解説です。
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AIでの開発から手書き回帰へ:エンジニアの再認識
2025-05-16 10:29
IT・ネット著者はSaaSのインフラ刷新を目的に、AIを活用して開発を進めたものの、コードの品質や一貫性の欠如により大幅な手戻りが発生。特にGoとClickhouseの知識不足や、LLMの曖昧な出力に起因する問題が多く、AIに頼りすぎたことを反省。最終的には自らの経験と判断力に立ち返り、AIを補助的に使うアプローチへと転換。AI活用の過信が、思考力の低下を招く危険性を指摘しています。
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Bento:シンプルに運用できる高機能ストリーム処理基盤
2025-05-08 21:30
科学・技術BentoはGo製のストリーム処理ツールで、KafkaやPubSub、S3など多様な入出力をサポートし、宣言的設定により複雑なETLパイプラインを簡素化します。データの変換や並列処理、ウィンドウ処理などに対応し、信頼性の高い処理と可観測性も備えています。静的バイナリで配布され、拡張も可能で、クラウドネイティブなデータ処理に適した設計となっています。
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Goで実現する安全なシャットダウンの実践パターン
2025-05-04 21:09
IT・ネットGoアプリケーションにおけるグレースフルシャットダウンの実践的な手法を紹介した記事です。SIGINTやSIGTERMなどの終了シグナルの捕捉から始まり、HTTPサーバの新規接続の停止、既存リクエストの完了待機、リソースの解放までを段階的に解説しています。Kubernetes環境での挙動、readiness probeの工夫、shutdown用のcontext伝播など、実務で使える具体例が豊富に提示されており、安全な停止処理の設計に役立ちます。
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高速なデータ照合を可能にするBloomフィルターの仕組み
2025-05-02 03:46
科学・技術Bloomフィルターは、ある要素が集合に含まれているかを高速かつ省メモリで確認できる確率的データ構造です。ビット配列と複数のハッシュ関数を使い、否定の確認には確実性があり、肯定の場合にはごく稀に誤判定が含まれます。Go言語での実装例も紹介され、1秒間に数千万件の検査も可能です。特にアクセスの大半が否定となる用途で真価を発揮します。