「コンピュータ史」の記事一覧
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なぜ初代Macの解像度は512×342だったのか
2025-05-27 20:02
科学・技術1984年に登場した初代Macintoshの画面解像度が512×342ピクセルだった理由について解説しています。主な要因は限られた128KBのメモリ、CPU負荷、スクエアピクセルの採用などで、より高解像度にすると動作が困難だったためです。当時のAppleは、性能・コスト・使いやすさのバランスを最重視して設計を行っており、この解像度が最適解とされました。
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ディクストラによるAda言語への辛辣な批評
2025-05-22 00:56
文化・芸術プログラミング言語Adaの策定過程で提出された4案(赤・緑・青・黄)に対し、著名な計算機科学者ディクストラが行った辛辣なレビューが紹介されています。彼は各提案を「技術的に無能」「複雑すぎる」「救いようがない混乱」などと厳しく評し、Ada自体についても「安全保障をこの言語に依存するなど恐ろしい」と述べました。批評は痛烈ですが、設計哲学や言語設計の重要性を浮き彫りにする内容です。
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Apple IIが小文字をサポートしなかった理由
2025-05-10 21:15
科学・技術Apple IIが小文字をサポートしなかった背景には、スティーブ・ウォズニアックの個人的な経済事情が大きく影響していた。当時、ウォズニアックは予算に限りがあり、安価な大文字専用キーボードを選ばざるを得なかった。また、手作業でBASICインタープリタを記述していたため、小文字対応の変更には膨大な作業とリスクが伴い、再設計は現実的でなかった。結果としてApple IおよびIIの初期モデルは大文字専用となった。
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