「パフォーマンス」の記事一覧
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lsds: Linuxディスク情報を一括表示する新ツール
2025-05-09 18:13
科学・技術LinuxでディスクやI/Oの詳細情報を得るには複数のコマンドを組み合わせて出力を確認する必要がありましたが、lsdsツールはそれを一元化します。Python製のこのツールはsysfsから直接情報を取得し、ブロックデバイスのサイズやスケジューラ、回転属性、モデル名、書き込みキャッシュ設定など多くの詳細を一覧表示可能です。--pivotや--verboseなど出力形式のカスタマイズも可能で、NVMeとSCSIデバイスの違いも把握できます。
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Google Play、16KBページサイズ対応を義務化へ
2025-05-08 21:46
IT・ネットGoogleは、Android 15以降の新型デバイスが採用する16KBのメモリページサイズに対応するよう、2025年11月1日からGoogle Playに提出されるすべての新規アプリおよび更新アプリに対応を義務付けると発表しました。従来の4KBページからの移行により、性能の向上が期待されます。React NativeやFlutter、Unityなど主要なSDKやゲームエンジンはすでに対応済みで、開発者は事前確認と再ビルドが推奨されています。
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PostgreSQL 18で非同期I/O導入、クラウド環境での読み取り性能が最大3倍向上
2025-05-07 14:57
IT・ネットPostgreSQL 18では新たに非同期I/Oが導入され、クラウド環境での読み取り処理が大幅に高速化されました。特にネットワーク接続ストレージを使用する場合、従来の同期I/Oと比べて最大3倍の性能向上が見込まれています。新設定「io_method」により、sync、worker、io_uringの3方式を選択可能。最も高性能なio_uringはLinuxカーネル5.1以降で利用でき、システムコールのオーバーヘッドを最小限に抑えます。PostgreSQLはこの改善によりクラウド最適化が進んでいます。
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Rubyの正規表現エンジンを高速化する選択肢とは
2025-05-02 00:00
IT・ネットSerpApiが抱えるデータ抽出の課題を背景に、Rubyの正規表現エンジン「Onigmo」のパフォーマンスを改善する代替エンジンとして、Googleのre2やRustのregexが比較検証されました。ベンチマークでは、特にUnicodeや大規模データ、ReDoS耐性の面でRust製エンジンが最も優秀とされ、次いでre2、最下位がRubyとなりました。一方でre2はUnicodeへの対応が不十分であることも判明しました。
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JDK 25でStringが高速化、定数マップの性能が8倍に
2025-05-01 06:33
科学・技術JDK 25では、JavaのStringクラスにおいてhashCodeが@Stable注釈によって定数畳み込み可能になり、定数文字列をキーとする不変Mapの性能が大幅に向上しました。これにより、MethodHandleを用いたネイティブ呼び出しのようなケースで、最大8倍の高速化が実現されています。ただし、ハッシュコードが0の文字列には適用されない制約がありますが、今後改善が見込まれます。