「プライバシー」の記事一覧
-
Googleが個人番号を公開?思わぬ情報漏えいの経緯
2025-05-26 05:34
IT・ネットボランティア管理ソフト「Three Rings」の開発者が、自身の携帯番号がGoogle検索結果に表示されていることに気づき、混乱が広がりました。以前、Googleの本人確認で提供した情報が突如公開設定となっていた可能性があります。Googleビジネスプロフィール上から削除後、表示は消えたものの、なぜ共有されたのかは不明なままです。個人情報保護や検索エンジンの透明性が改めて問われています。
-
CAPTCHAはチケット販売において終焉を迎えた
2025-05-25 00:37
IT・ネットチケット販売におけるCAPTCHAの有効性は、AIの進化により事実上失われたと指摘されています。従来の文字認識や画像識別、音声認識によるCAPTCHAは、現代の機械学習モデルには簡単に突破されるようになりました。行動分析や証明作業(Proof of Work)など新たな手法も存在しますが、プライバシーやアクセシビリティとの両立が困難です。著者は、ボット対策・プライバシー・アクセシビリティの3要素のうち2つしか同時に満たせないという「BAP定理」を提唱し、技術的対策の限界と社会的対応の必要性を訴えています。
-
Alexaにすべてを聞いたらわかった家族の真実
2025-05-24 19:02
IT・ネット家庭内のスマートスピーカーAlexaに蓄積された膨大な音声データを通じて、家族の会話、音楽の好み、生活の断片が鮮明に浮かび上がる体験記。著者がAmazonに個人データの開示を求めた結果、15,000件以上の音声コマンドや質問、音楽再生履歴が記録されていたことが判明。特に娘のプライベートな問いや感情の痕跡から、Alexaが親に代わる相談相手となっていた実態が明らかに。便利さの裏に潜むプライバシーの課題も提起されます。
-
英国で顔認識カメラが急拡大、法整備ないまま常態化へ
2025-05-24 17:03
社会英国で警察によるライブ顔認識技術の導入が急速に進行しており、顔のスキャン数は1年で倍増しました。固定式カメラの設置も始まり、パスポートや移民データベースへのアクセスも拡大しています。法的枠組みがないまま運用されており、誤認識の問題や市民のプライバシー懸念が指摘されています。警察側は技術の有効性と市民の支持を強調していますが、規制の必要性も議論されています。
-
ClipJS:ブラウザ完結型の無料動画編集ツール
2025-05-21 19:50
IT・ネットClipJSは、ブラウザ上で利用可能なオープンソースの無料動画編集ツールです。インストール不要で、登録や広告もなく、ウォーターマークなしで動画を編集・書き出し可能。トリミングや複数メディアの結合、テキストや音声の追加など、基本的な機能を直感的に操作できます。プライバシーに配慮し、ファイルはアップロードされずローカル処理されるため、セキュリティ面でも安心して使用できます。
-
All That Glitters:追跡技術とプライバシーの境界線
2025-05-21 18:38
社会この記事は、ウェブサイトがユーザー体験向上のために利用する技術的手段と、それが個人情報の収集や広告追跡にどうつながるかを解説しています。特に、ユーザーが知らぬ間にブラウザやデバイスIDなどを通じて追跡される仕組みや、同意が無いままに収集された情報がマーケティングに利用される実態が問題視されています。プライバシーと利便性のバランスを巡る議論の背景として参考になる内容です。
-
Signal、Microsoft Recallに対抗する新機能を導入
2025-05-21 16:46
IT・ネットSignalはWindows 11版アプリに「スクリーンセキュリティ」機能を導入し、MicrosoftのRecall機能からのプライバシー保護を強化しました。Recallはアプリ画面を定期的に記録する機能で、プライベートメッセージの漏洩リスクが指摘されています。SignalはDRMフラグを使い、スクリーンショットの取得を無効化。視覚支援技術への影響も考慮し、警告付きで手動解除が可能です。プライバシーを守るための一手として注目されています。
-
Final Cut用キャプション支援ツール「TitleBridge」
2025-05-21 01:38
IT・ネットTitleBridgeは、Final Cut Proユーザー向けに設計された字幕作成支援ツールです。Apple Silicon搭載Macを推奨しており、音声認識によるキャプション生成を内部で処理可能です。ただし必須ではなく、非対応機種では手動入力や外部ツールの使用が必要です。プライバシーにも配慮され、ユーザー情報の自動送信は行われません。技術的な問題にはGitHub経由でのサポート体制が整っています。
-
Z世代の新たな副業は「データ売買」
2025-05-20 08:50
IT・ネットZ世代の若者たちは、自らの個人データを企業に提供することで報酬を得る新たな副業を始めています。Generation Labが立ち上げた「Verb.AI」は、利用者のスマホ行動を匿名で収集し、企業や団体が行動ベースの調査に活用する仕組みです。若年層の多くはデータ提供に対して報酬を期待しており、プライバシー意識よりも利便性や対価を重視する傾向が強まっています。
-
Ann:分散型ソーシャルのための注釈サーバ
2025-05-20 03:45
IT・ネットAnnは、Web Annotationを基盤としたActivityPub準拠の分散型注釈サーバで、任意のコンテンツに対するコメントやリアクションを記録・共有する仕組みを提供します。既存のSNSとは異なり、独自のアプリと組み合わせることでLibreOfficeやLogseqなどのソフトウェアにも注釈機能を付加可能。プライバシー保護とユーザーの選択を重視した設計が特徴です。
-
トランプ政権、国民監視と身分確認の強化を推進
2025-05-19 15:12
社会トランプ政権は、移民の登録義務や選挙時の市民権証明義務など、国民や移民への身元確認強化を進めています。これにはIRSと移民局の情報共有、大学における宗教調査、抗議活動への監視などが含まれ、プライバシーや表現の自由に対する懸念が高まっています。こうした政策は反ユダヤ主義対策を名目としながらも、逆に少数派への圧力となっているとの批判もあります。
-
Wacomのペンタブレットがすべてのアプリ名を追跡していた疑惑
2025-05-17 19:51
IT・ネット開発者のRobert Heaton氏は、Wacom製ペンタブレットのドライバがGoogle Analyticsを通じて、ユーザーが開いたすべてのアプリケーション名を記録・送信していることを発見しました。これはプライバシーポリシー上では曖昧に表現されており、ユーザーに明示されていません。Heaton氏はBurp Suiteを使って通信内容を解析し、アプリ名が明示的に追跡されている証拠を確認。Wacomは一時的にこの機能を停止していましたが、後に再開されたようです。この件は、デバイスのプライバシー侵害への警鐘を鳴らすものです。
-
Proton、スイス監視法改正で国外移転の可能性
2025-05-17 14:59
IT・ネットスイス政府が提案する監視法改正案により、VPNやメッセージアプリにユーザー情報の保存義務が課される可能性があります。これに対し、ProtonやNymVPNはプライバシー侵害として強く反発し、改正が実現した場合はスイス撤退も辞さない構えです。法案には国内外で大きな懸念が寄せられており、スイスのデジタル権利や国際競争力への影響も懸念されています。
-
O2のVoLTE実装に位置情報漏洩の重大リスク
2025-05-17 13:08
IT・ネット英国の通信事業者O2のVoLTE(4G通話)実装において、通話相手のIMSI・IMEI・セルIDといった機密情報がSIPシグナリングメッセージに含まれており、簡単に位置を特定できる脆弱性が判明しました。この情報は任意のO2ユーザーとの通話で取得可能で、通話相手が都市部にいる場合は極めて高精度で場所を特定できます。発見者はO2に通報したものの返答がなく、公表に至りました。
-
Merliot Hubで実現するAIと自作デバイスの連携
2025-05-17 01:09
IT・ネットMerliot Hubは、生成AIと自作デバイスを連携させるための分散型デバイスハブです。スマートフォンアプリは不要で、ウェブブラウザから操作可能。Raspberry PiやArduinoなどを使って構築した機器と接続し、AIによる自然言語コマンドで制御できます。すべてローカル運用でプライバシーを重視し、第三者によるデータ利用が一切ないのが特徴です。DIY志向のユーザー向けに設計されており、開発者による拡張も可能です。
-
日本、経済安全保障強化へ機密情報の適性評価制度を導入
2025-05-16 06:49
政治日本政府は、経済安全保障に関わる機密情報へのアクセスを制限する「セキュリティ・クリアランス」制度を5月15日から開始した。政府機関や民間企業の関係者が、家族構成や健康状態などを含む厳格な適性審査に合格する必要がある。制度は同盟国との情報共有強化を目的とするが、プライバシーへの懸念も浮上している。政府は同意取得と目的外利用の禁止を強調している。
-
「対人地雷」ならぬ「対人コンピューティング」とは
2025-05-13 08:06
IT・ネット「対人コンピューティング」とは、ユーザーの利益ではなく第三者の利益を優先する計算機の利用や設計を批判的に表現した造語です。個人向けコンピュータという本来の理念に反し、監視・搾取・操作的機能が増している現状を風刺的に指摘しています。「対人地雷」になぞらえたこの表現は、現代のデジタル環境への懸念を象徴しています。
-
Apple Siriのプライバシー訴訟、最大100ドルの請求が可能
2025-05-13 01:00
IT・ネットAppleの音声アシスタントSiriによるプライバシー侵害を巡る集団訴訟で、同社は9,500万ドルの和解に合意しました。2014年から2024年にSiri搭載デバイスを所有していたユーザーは、1台あたり最大20ドル、5台まで請求可能です。申請期限は2025年7月2日です。Appleは非を認めておらず、今後の訴訟回避のための措置だとしています。
-
キム・カーダシアン強盗事件、SNS時代の危機意識に影響
2025-05-12 21:55
社会2016年にパリで発生したキム・カーダシアン強盗事件は、セレブのSNS利用とプライバシーのあり方に大きな影響を与えました。事件では、彼女がリアルタイムで投稿した宝石類が標的となり、犯人は投稿から位置や行動を把握して襲撃を敢行。この出来事をきっかけに、多くの有名人が投稿の即時性や個人情報の公開に慎重になり、セキュリティ対策の強化が広がる契機となりました。
-
ローカルで動くプライバシー重視の音声アシスタントを構築
2025-05-12 19:32
IT・ネットローカル環境で動作するAI音声アシスタントの構築方法を紹介した記事。音声入力をWhisperで文字起こしし、LLaMAなどの軽量LLMで解析、ローカルAPIを呼び出す構成で、クラウドを介さずプライバシーを確保する。データセット作成、LoRAによるファインチューニング、MLOpsの考慮など実践的な開発方法が詳細に解説されている。モバイルやRaspberry Piなどへの展開も視野に入れた設計で、ローカルAIの可能性を示す好例。
-
脆弱な認証と開放APIが招いたデートアプリの個人情報漏洩
2025-05-12 16:39
IT・ネットCercaというデートアプリにおいて、OTP認証の不備と開放されたAPIエンドポイントにより、ユーザーの氏名、位置情報、性的指向、パスポート情報などの機密データが誰でも取得可能な状態にあったことが報告されました。報告者は責任ある開示を行いましたが、Cercaは対応を公表せず、ユーザーへの通知も行っていません。これは深刻なプライバシー侵害であり、被害拡大の可能性も指摘されています。
-
「一時性の方針」で整理されたデジタル生活の哲学
2025-05-10 10:40
ライフスタイル開発者Simon Tatham氏が、自身のコンピュータ使用習慣を振り返り、それらがすべて「一時性の方針(policy of transience)」という共通テーマに基づいていることに気付いた体験を綴ったエッセイです。bash履歴を保存しない、GUIセッションを長く維持しない、ブラウザのタブを一時的にしか使わないなど、意図的に永続的な情報と一時的な情報を区別する実践が紹介されます。これにより、整理された作業環境や情報の再利用性が向上すると論じています。
-
アカウント凍結がもたらす現代社会の孤立
2025-05-09 06:29
IT・ネット人気ゲームMOD開発者であるMaddy Miller氏がMetaの全サービスからアカウント凍結された体験を通じ、オンラインプラットフォームへの過度な依存が浮き彫りとなった。コミュニケーション、店舗情報、イベント参加、物品売買まで影響が及び、社会参加に支障をきたす状況に。AIによる誤認や悪意ある通報によるアカウント停止が増える中、サポート体制の不備も課題。プラットフォーム企業の社会的責任と法的整備が求められている。
-
Mycoria:自由で安全なオーバーレイネットワーク
2025-05-08 05:40
IT・ネットMycoriaは、自由な接続性とプライバシーを重視したオープンで安全なオーバーレイネットワークです。エンドツーエンドの暗号化やスマートなルーティングを特徴とし、既存のインフラと互換性があります。現在は小規模な運用が可能で、将来的な拡張が期待されています。
-
Rybbit:Google Analyticsのプライバシー重視のオープンソース代替ツール
2025-05-07 17:45
IT・ネットRybbitは、Google Analyticsの代替を目指して開発されたオープンソースのウェブ解析ツールで、GDPRやCCPAに準拠したプライバシー重視の設計が特徴です。ユーザー追跡やクッキーを使用せず、セッションやページビュー、離脱率などの基本指標に加え、リアルタイム分析やカスタマイズ可能な目標・ファネル・地理的解析機能も搭載しています。直感的なUIで数分で導入可能です。
-
NSAとGCHQがスマホアプリから個人情報を収集
2025-05-06 10:34
IT・ネットスノーデン氏のリークによれば、NSAとGCHQはAngry Birdsなどのスマートフォンアプリを通じて位置情報や政治的傾向、性的指向まで含む個人情報を収集していた可能性があります。アプリの利用によって生成されるデータがスパイ活動に利用されていたとされ、Google Mapsなどもその対象に含まれます。米英政府は合法的な情報収集と主張していますが、プライバシーの懸念が再燃しています。
-
なぜGoogleは私のメールを半分以上保有しているのか
2025-05-06 02:09
IT・ネット筆者は15年間にわたり自前のメールサーバーを運用し、プライバシーを守ってきましたが、実際にはGoogleが自身のメールの約半数を保有していることが判明。多くの知人がGmailを使っているため、送受信されるメールは自動的にGoogleのサーバーを通過しています。特に返信メールの57%がGoogle経由であり、プライバシーを保つことの難しさを示しています。自前サーバー運用だけでは限界がある現実が明らかになりました。
-
家庭内ネットワークを守るPi-holeの魅力
2025-05-05 12:06
IT・ネットPi-holeは、家庭内ネットワーク全体の広告や追跡スクリプトをDNSレベルでブロックするツールで、Raspberry Pi上で動作します。著者はインターネットに潜むプライバシー侵害への対策としてPi-holeを導入し、その設定手順や効果、さらなるセキュリティ強化のためのiptables設定について詳述しています。また、ブラウザの広告ブロッカーとの併用も推奨し、オンライン環境の快適さと安心を両立する方法としてPi-holeを強く勧めています。
-
ジムでの撮影にNO、プライバシーとマナーが議論に
2025-05-03 09:15
社会ジムやフィットネススタジオでのSNS撮影に対する批判が高まっています。大手ジムチェーンは、他人の無許可撮影を禁止する方針を取っており、参加者からは「撮影されない安心感がほしい」との声が上がっています。一方で、インフルエンサーは他人を映さないよう配慮する工夫もしていますが、共通するのは「共有したい気持ち」と「他人のプライバシー」のバランスの難しさです。
-
サードパーティCookieの廃止とウェブのプライバシー保護
2025-05-02 01:03
IT・ネットサードパーティCookieは個人のウェブ行動を追跡する主要な技術とされ、プライバシーの脅威と見なされています。この文書はその廃止を訴え、ログインや広告計測といった利用ケースには、専用技術で代替すべきと主張します。新技術の導入時は、既存の問題を再現しないよう慎重な設計が求められ、個人情報の集中や追跡の再構築を防ぐことが重視されます。
-
顔認証と引き換えに250万件の逮捕記録?ミルウォーキー警察の提案に懸念
2025-05-01 03:05
社会米ミルウォーキー警察が顔認証技術「Biometrica」へのアクセスと引き換えに、250万件の逮捕記録を提供する提案を検討中です。警察は捜査効率向上を期待していますが、市民団体や住民からは監視拡大やプライバシー侵害への懸念が続出。誤認識や連邦機関への情報流出の可能性も問題視されています。地元議会では今後さらなる議論が予定されており、技術の導入と市民の権利保護のバランスが問われています。
-
米議会、リベンジポルノ対策法を可決
2025-04-29 21:42
IT・ネット米議会は、AIによるディープフェイクやリベンジポルノの拡散を防ぐ「Take It Down法」を可決しました。この法律は、被害者の同意なく作成・拡散された性的画像の投稿を違法とし、48時間以内の削除を義務付ける内容です。法案はメラニア・トランプ氏の支援も受けて成立に至りました。一方で、表現の自由を制限しかねないとの懸念もあり、権利団体からは批判の声も上がっています。
-
Cookie拒否を自動化する拡張機能
2025-04-29 11:49
IT・ネット面倒なクッキー同意バナーを自動で拒否するChrome拡張「Reject Cookies」を紹介。主要な同意管理サービスを識別し、拒否やバナー削除を行うことで、ユーザーの操作を最小限に抑える工夫がされている。
-
「TAKE IT DOWN法」成立、合法コンテンツの検閲懸念も
2025-04-29 03:57
政治米議会が「TAKE IT DOWN法」を可決。違法画像対応を目的とする一方、広範なコンテンツ検閲やプライバシー侵害リスクを招くとの懸念が指摘されている。