「ソフトウェア開発」の記事一覧
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Relace:高速かつ信頼性の高いコード生成エージェント
2025-05-27 15:59
IT・ネットRelaceはコード生成エージェントの信頼性と速度に焦点を当てたスタートアップで、低コストかつ高速なコードマージとコードベースの文脈取得を可能にするモデルを開発。1ファイルあたり約900msの処理時間でClaude 4より40%効率的。コード検索ではTypescriptやReactリポジトリで高い精度を示し、オープンソースIDEとも統合。すでにLovableやCreate.xyzなどのサービスで利用されており、無料試用も提供中。
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コード生成LLMに期待しすぎ?現場の苦悩
2025-05-26 08:17
IT・ネットコード補完やデバッグには役立つが、実際の業務コードの生成には不満が多いというエンジニアの投稿が話題です。Pythonの構文確認やSQL作成、トラブルシューティングには有効だが、品質管理が求められる本番コードの生成では、LLMに過度の介入が必要で、時間と労力がかかると指摘されています。利便性の一方で、メンテナンス性や一貫性に課題があるとし、LLM活用には現実的な期待値設定が求められるという意見です。
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開発者たちの最新プロジェクト紹介(2025年5月)
2025-05-25 19:36
IT・ネット毎月恒例のHacker Newsスレッド「Ask HN: What are you working on?」では、多様な開発者が現在取り組んでいるプロジェクトを紹介しています。今月は、Prolog製のタイル型ウィンドウマネージャや、マルチプレイヤー対応ゲームエンジン、ローカルAIを活用したビデオライブラリ、Eインクラップトップ、法務向けIDE、核エネルギー業界支援ツール、教育ゲーム開発支援など、技術分野・目的ともに幅広い試みが挙げられました。個人の創造性と技術力を生かしたアイデアが次々と登場し、技術の未来と多様な応用可能性を感じさせる投稿が集まっています。
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上級エンジニアのためのLLMペアプログラミング活用法
2025-05-24 13:45
IT・ネット本記事は、上級エンジニアによるLLM(大規模言語モデル)活用の実践例を紹介しています。Sean Goedeckeは「セカンドオピニオン」や「捨てスクリプト」技法を、Harper Reedは仕様設計から共同実装までをLLMと行うワークフローを提案。また、Lee Boonstraはプロンプトの記録が成功の鍵と述べています。LLMを日々の開発に取り入れる実践知が集められ、現場での応用を促す内容です。
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Devstral:Mistral AIの新たなエージェント型LLM
2025-05-21 14:21
IT・ネットMistral AIとAll Hands AIの共同開発によるDevstralは、ソフトウェア開発タスクに特化したエージェント型LLMです。実際のGitHub課題を解決するよう設計され、SWE-Bench Verifiedベンチマークで46.8%の精度を達成。軽量な設計によりローカルでも実行可能で、企業向けにはプライベートコードベースへのファインチューニングも対応。Apache 2.0ライセンスで公開され、ローカル実行やエンタープライズ向け利用に最適です。
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本当の価値はコードにない
2025-05-20 23:33
科学・技術ソフトウェア開発における真の価値は、完成したコードそのものではなく、それを生み出すまでに蓄積された知識、設計、チームの経験にあると筆者は主張します。実際にかつてのプロジェクトを元にコードを完全に書き直した際、たった2週間で改善版を構築できた経験をもとに、コード自体の再利用よりも、学びと設計思想の方が圧倒的に価値があると論じられています。
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OpenAI Codex実践レビュー:現状と可能性
2025-05-20 14:29
IT・ネットOpenAI CodexはGitHubと連携し、複数の開発タスクを並列で処理できるAIアシスタント。自然言語での指示によってコード変更やPR作成が可能で、メンテナンス作業には有効。反面、大規模リファクタリングや既存ブランチの継続作業は困難で、エラー時の説明も不十分。ネット接続がないため依存パッケージの自動更新も非対応だが、将来的な進化によって業務効率の大幅向上が期待される。現状では小規模な更新作業に最適なツール。
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ソフトウェアの魔法と優れたエンジニアリング組織の共通点
2025-05-19 05:26
IT・ネットこの記事は、ソフトウェア開発が科学と工学の両面を持つ独自の営為であることを論じています。技術的な理解が創造性やビジョンを生み出し、優れた成果につながると指摘。抽象化の利便性は認めつつも、それがブラックボックス化されると創造性を損なう危険があると警鐘を鳴らします。また、優れたエンジニアが深い理解を持つように、組織も同様の特性が求められるとし、大企業の硬直化や過度な分業の問題にも言及しています。
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チームが大きすぎるときに起きる問題と解決策
2025-05-19 04:31
IT・ネットチームが大きすぎると生産性や連携が損なわれる問題に直面します。この記事では、スタンドアップの形骸化や専門チームの分断を経て、全員がジェネラリストになることで課題を解消した事例が紹介されます。知識・権限・責任の3要素が揃ったことで、主体的なオーナーシップが実現し、生産性が向上しました。ただし専門性の喪失や燃え尽きのリスクも指摘され、状況に応じた最適解の模索が重要だとされています。
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PowerPoint誕生秘話:1980年代のスタートアップの現実
2025-05-17 09:07
文化・芸術PowerPointの共同開発者ロバート・ガスキンズが語る1980年代のスタートアップ経営体験記。インターネットのない時代、フィードバックや販売まで長い準備が必要で、競合も多く資金難との戦いだった。マイクロソフトによる買収後もWindows版の開発は予想以上に困難を極めた。物理メディアや雑誌広告中心の販促、出版事業の赤字など、現在では考えられない苦労が語られる。ガスキンズは現代のウェブ中心の開発環境を羨ましく思うと語っている。
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OpenAI、マルチタスク対応のクラウド開発エージェント「Codex」を公開
2025-05-16 15:02
IT・ネットOpenAIは、ソフトウェア開発を支援するクラウドベースのAIエージェント「Codex」を発表しました。Codexはコードの記述、バグ修正、テスト実行、プルリク作成などを並列に行う能力を持ち、ChatGPT ProやEnterpriseユーザー向けに提供されています。安全性や検証性を重視し、ユーザーは出力結果のログやテスト結果を確認できます。CodexはAGENTS.mdファイルでカスタマイズ可能で、今後はより高度な対話や統合が予定されています。
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Java誕生30年、ジェームズ・ゴスリングの軌跡
2025-05-16 13:05
科学・技術Java誕生30周年を迎えるにあたり、その生みの親ジェームズ・ゴスリングの歩みが改めて注目されています。貧しい少年時代から独学でプログラミングを習得し、Sun MicrosystemsでJavaを開発。オブジェクト指向とクロスプラットフォームを実現するJavaは、今なお多くのシステムを支え続けています。ゴスリングはAIの誇大広告に懐疑的で、実用主義と倫理を重視した開発姿勢を貫いてきました。
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AIでの開発から手書き回帰へ:エンジニアの再認識
2025-05-16 10:29
IT・ネット著者はSaaSのインフラ刷新を目的に、AIを活用して開発を進めたものの、コードの品質や一貫性の欠如により大幅な手戻りが発生。特にGoとClickhouseの知識不足や、LLMの曖昧な出力に起因する問題が多く、AIに頼りすぎたことを反省。最終的には自らの経験と判断力に立ち返り、AIを補助的に使うアプローチへと転換。AI活用の過信が、思考力の低下を招く危険性を指摘しています。
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TLA+ツール開発の現状と課題
2025-05-15 18:53
科学・技術2025年のTLA+コミュニティイベントでは、ツール開発の現状と今後の展望が議論されました。主要パーサやモデルチェッカーは複数存在し、多様な用途に対応していますが、コードのレガシー性と知識継承の課題が指摘されています。開発者の知識が断絶しがちな状況を克服するため、テストの充実、開発者オンボーディング、資金提供の3つが重要とされ、今後の発展にはコミュニティの連携と支援が不可欠とされています。
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NASA、初のオープンソースソフトウェアを公開
2025-05-13 12:02
科学・技術NASAのステニス宇宙センターが、初のオープンソースソフトウェア「Peer Review Tool」を公開しました。このツールは、LabVIEWで開発されたプログラムのコードレビューを効率化するために作られ、ロケット推進試験用のデータ取得システムNDASに基づいて開発されました。NASAは今後このツールを通じて、より良いソフトウェア開発を目指すとともに、外部コミュニティによる改良も期待しています。
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Firefoxの公式リポジトリと開発支援リソース
2025-05-13 05:23
IT・ネットMozillaのFirefoxブラウザの公式リポジトリは、開発者向けの構造説明、ドキュメント、ナイトリービルドへのリンクなど、開発支援のための多くのリソースを提供しています。ソースコードのビルド方法やパッチ作成手順も記載されており、チャットサポートも整備されています。ナイトリービルドは開発者用で、不安定な可能性があります。
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10年後の技術職の未来とは?
2025-05-11 11:38
IT・ネット本記事は、今後10年間における技術職の構造変化について考察しています。AIとLLMの進化により、従来のWeb開発職の多くが効率化され、少人数チームでも高い生産性が達成可能になっています。今後求められるのは、より下層のハードウェアに近いソフトウェア開発や、少人数によるニッチ市場向けのプロダクト構築です。従来のキャリアパスは見直しを迫られており、技術者にはより高いスキルと視座が必要になると予想されます。
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Screenshotbot、git-upload-packを活用したCI統合を実現
2025-05-09 22:44
IT・ネットScreenshotbotは、GitHubリポジトリへの読み取りアクセスを不要とする設計により、企業のセキュリティ審査を容易にし、他のGitプロバイダーとの統合も簡素化しました。従来はコミットグラフをサーバーに保存していましたが、浅いクローンを必要とする顧客の要望に応え、git-upload-packプロトコルを利用する新機能を導入。これにより、SSH経由で必要なコミット情報を効率的に取得し、CI環境での浅いクローンのサポートが可能となりました。
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Jujutsuで変わるバージョン管理の未来
2025-05-02 08:21
IT・ネット新しいバージョン管理ツール「Jujutsu(jj)」の導入により、開発者はGitに代わる柔軟かつ安全なワークフローを体験しています。jjはすべての編集を「変更」として扱い、インデックス不要で自動記録される点が特徴。rebaseやsquashなどの操作も安全かつ簡単に実行でき、履歴管理や変更の分離が容易です。また、Gitとの共存も可能で、既存のワークフローと併用できます。
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スカンクワークスのマネジメント術
2025-05-01 20:08
IT・ネット著者はMetaとConfluentで新しいストレージシステムを開発した経験から、革新的な小規模プロジェクト「スカンクワークス」を成功させるための原則を共有しています。コーディングを伴う設計責任、役割の柔軟性、インパクト重視の評価、形式文書の厳密性、小規模チームの維持など、企業文化との摩擦を乗り越えて成果を出すための実践的なガイドラインが網羅されています。
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AIによるコードレビュー:著者とレビュアーが同じでも問題ない?
2025-05-01 13:50
IT・ネットGreptileの共同創設者Daksh氏は、AIが生成したコードを同じAIでレビューすることの是非について考察しています。AIはステートレスであり、同じモデルでも異なるタスクを実行できるため、著者とレビュアーが同じでも新たな視点を提供できます。また、AIは人間が見逃しがちなバグを検出する能力があり、コードレビューの質を向上させる可能性があります。ただし、AIによるコード生成には注意が必要であり、適切なレビューが求められます。
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AIはエンジニアを置き換えるのか?実体験からの議論
2025-04-29 11:32
IT・ネット企業がAI導入によりエンジニアの採用を抑制しているとの声がある一方、実務レベルではAIは補助的な存在にとどまっているという開発者の意見も多い。