「ソフトウェア品質」の記事一覧
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Git履歴を保持したDebianパッケージ作成手法
2025-05-26 16:05
IT・ネットこの記事では、2025年時点で最適とされるGitベースのDebianパッケージ作成ワークフローを詳述しています。UpstreamのGit履歴を保持しつつ、再利用性とソフトウェアのサプライチェーンセキュリティを高める方法が紹介されており、具体例としてC言語のツール「Entr」のパッケージ化を通じて、salsa.debian.orgでのCI連携、dh_makeによる初期設定、git-buildpackageやpristine-tarの利用、ファイル除外設定などが網羅されています。実用性の高い技術ガイドです。
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Undoのタイムトラベルデバッガーでバグ解決を加速
2025-05-23 20:22
科学・技術UndoはLinux向けのタイムトラベルデバッガーで、プログラムの実行履歴を記録・再生し、任意の時点に戻ってバグの原因を追跡できます。GDB互換で学習コストが低く、CLionやVS Codeにも対応。記録データは移動可能で、チームでの共有やCI環境での活用も可能。SAPやCadenceなども採用しており、複雑なマルチスレッド環境やメモリ破損、競合状態の解析にも有効です。
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Copilot幻想と現代プログラミングへの警鐘
2025-05-23 00:15
IT・ネットこの記事は、GitHub CopilotのようなAIツールを使うことで、開発者が本来持つべき深い理解力や創造性が損なわれる危険性を痛烈に批判したエッセイです。筆者はAIによるコーディング支援が「生産性の幻想」であり、プログラミングの本質的な価値から人を遠ざけると警鐘を鳴らします。一方で、Copilotが便利なケースも紹介しつつ、最終的には「考えることを放棄すれば、業界全体が腐敗する」と結論づけています。
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ロジックエラーを見逃さないJava単体テストの実践法
2025-05-07 12:27
IT・ネットJava開発におけるロジックエラーは、構文的には正しくても業務要件と乖離した結果を招く厄介な不具合です。この記事では、単体テストをデバッグ手法として活用することで、ロジックエラーの早期発見と修正を可能にする方法が解説されています。境界値や状態変化、回帰テストなどの具体的なテクニックに加え、AIによるテスト自動生成支援も紹介され、テストが品質保証だけでなく不具合分析にも有効であることが強調されています。
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Elmでのプロパティベーステスト分布の可視化
2025-05-01 13:19
IT・ネットElmのプロパティベーステストにおけるテストケースの網羅性を高める方法について解説した記事です。テストが特定のケースに偏らず、十分なバリエーションを含むようにするために、Test.Distributionを使って生成値の分布を可視化・制御する手法が紹介されています。Fuzz.examplesやlabelExamplesを活用し、テストが狙った境界値や例外ケースを含んでいるかを確認し、必要に応じてテストを失敗させることも可能です。