「脱炭素」の記事一覧
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福岡空港で天ぷら油由来のバイオ燃料が始動
2025-05-22 06:49
環境福岡空港では、日本航空が使用済みの天ぷら油から精製されたバイオ燃料で地上車両を運用する試験を開始しました。この燃料は従来の軽油の2倍の価格ながら、植物由来のためCO₂排出は実質ゼロとされます。現時点で7台の車両に使用されており、今後の拡大とコスト削減が期待されています。サステナビリティへの意識が高まる中、航空業界でも地上設備からの脱炭素化が進められています。
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バイオ燃料混合ガソリン、2028年度に一部導入へ
2025-05-19 21:30
環境日本政府は2028年度から一部地域で自動車用にバイオ燃料を混合したガソリンの供給を開始する方針を明らかにしました。2030年度の本格導入を目指し、対象地域や安全性、流通体制の検証を進めます。バイオ燃料はトウモロコシなどの植物由来で、CO2排出削減を目的としていますが、濃度が20%に達する場合は車両対応や安全性の検証が必要とされています。
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Modvion、木製風力タワーで持続可能な発電へ
2025-05-19 07:58
環境Modvionは、再生可能エネルギー大手Enel Green Powerと連携し、木材を活用した風力発電タワーの導入を進めています。金属に代わる持続可能な構造材料として注目される木製タワーは、二酸化炭素の削減と地元経済の活性化を同時に促進。このパートナーシップは、Modvionのグローバル展開にとって重要な一歩とされています。
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関西電力、国内最大級の蓄電池施設を大阪に建設へ
2025-05-08 00:54
環境関西電力は、大阪府岬町の旧田ノ川発電所跡地に、日本最大級の蓄電池施設を建設すると発表しました。この施設は太陽光など再生可能エネルギーの変動を吸収し、安定供給に貢献します。完成後は約4万6千世帯分の電力を賄える能力を持ち、再エネ普及の課題である出力変動への対応として期待されています。2028年2月の稼働開始を予定しており、脱炭素社会の実現に向けた大きな一歩です。
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国産の持続可能な航空燃料、初めて航空機へ供給
2025-05-03 02:23
科学・技術日本で初めて、使用済み食用油などから製造された国産の持続可能な航空燃料(SAF)が航空機に供給されました。大阪府堺市の工場で生産されたこのSAFは、温室効果ガスの排出を大幅に削減できるとされ、輸入に頼っていた状況から国産化に一歩踏み出しました。今後は他の航空会社にも供給される見込みです。