「中国」の記事一覧
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ASEAN、米国の関税措置に懸念表明 中国や湾岸諸国と連携強化へ
2025-05-27 21:38
国際ASEANは、米国が導入した一方的な関税措置に対し深い懸念を表明しました。マレーシア主導で中国および湾岸協力会議(GCC)との初の首脳会議を開催し、経済的多様化と地域協力強化を確認しました。中国はASEAN最大の貿易相手であり、米国との対立を背景に経済連携を深化させています。南シナ海問題を含む安全保障上の懸念も議論され、ASEANは中立性を維持しつつ多国間協調を模索しています。
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北朝鮮、米国のミサイル防衛構想「ゴールデンドーム」を非難
2025-05-27 02:35
国際北朝鮮は、トランプ大統領が発表した宇宙配備型ミサイル防衛計画「ゴールデンドーム」に対し、「非常に危険な脅威」と強く反発しました。朝鮮中央通信によると、この計画は核保有国の安全保障を刺激し、宇宙空間を核戦争の戦場に変えると非難。中国やロシアも同様に懸念を示しており、米国の軍事宇宙化への動きが国際的な緊張を高めています。計画名はイスラエルのアイアンドームに由来しています。
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米軍、アフリカ戦略見直し 同盟国に自立促す方針へ
2025-05-25 21:27
国際アメリカ軍はアフリカでの安全保障支援戦略を見直し、従来のガバナンスや根本対策重視から、現地同盟国の自立支援へと重心を移しています。アフリカ最大の共同訓練演習「アフリカン・ライオン」で、米アフリカ軍司令官は「独立作戦能力の構築」が優先事項と語りました。これはロシアや中国の影響力拡大を背景に、米国の関与がより効率的かつ限定的になる可能性を示唆しています。
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G7、貿易不均衡是正で一致も気候議題を後退
2025-05-22 21:36
国際G7財務相会合では、中国の非市場的貿易慣行への懸念を共有しつつも、自由貿易や気候変動への言及を削除。トランプ政権の主張が強く反映され、関税や地球温暖化対策に対する表現は大幅に後退しました。今後の首脳会談に向け、各国の立場調整が続きます。
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トランプ政権、ハーバードの留学生受け入れを禁止
2025-05-22 21:31
政治トランプ政権はハーバード大学に対し、外国人留学生の受け入れを停止させる措置を発表しました。反米的活動や中国との関係を理由としていますが、ハーバード側はこの措置を違法と批判。対象は6,800人以上の留学生で、転校か出国を迫られます。政権は同大学への連邦助成金2.6億ドルも打ち切っており、学術の自由に対する懸念が高まっています。
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台湾総統、中国との対話を希望しつつ防衛強化を表明
2025-05-20 03:48
国際台湾の頼清徳総統は、中国との平和的対話を希望するとしつつ、現実的な脅威に備え防衛力の強化を続けると述べました。中国はこれまで対話の呼びかけを拒否しており、緊張が続いています。頼氏は「対話で対立を回避する努力が必要」と強調しました。
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WHO、米国離脱に備え予算削減と再編へ
2025-05-18 21:39
医療・健康米国がWHOからの脱退手続きを開始したことを受け、WHOは2026年以降の資金減少に備え、事業の優先順位を見直しています。感染症対応や医薬品承認業務は維持する一方、先進国での事業や研修プログラムの縮小が検討されています。中国が今後最大の出資国となる見通しで、WHOの運営における国際力学の変化も注目されています。
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日本人の81%がトランプ再選に不安感、貿易摩擦などに懸念
2025-05-18 12:09
国際日本での世論調査によると、81%の人々がトランプ大統領の再選に「不安」を感じており、その主な理由は貿易への影響と予測不可能な行動です。一方、17%はリーダーシップや中国への対抗姿勢を評価。米中関係悪化の責任については、中国を挙げた人が53%、米国を挙げた人が44%。対米中関係では、約半数がバランスを取るべきと回答し、米国重視派は年々減少しています。
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日本政府、外国人の免許切替に規制強化検討
2025-05-17 20:42
社会日本で中国人観光客による短期滞在中の運転免許切替が急増しており、国際免許取得の抜け道として利用されている実態が浮上しています。これに対し、政府は試験内容の見直しや、居住実態の確認を強化する方針を検討。河野太郎議員はすでに一部停止措置が取られていると発言しました。現行制度の公平性や安全性に関する議論が高まりを見せています。
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ブラジルで鳥インフル発生、中国が輸入停止
2025-05-16 20:59
経済世界最大の鶏肉輸出国ブラジルで初めて商業農場における鳥インフルエンザの感染が確認されました。これを受けて中国は60日間の輸入停止措置を発表。ブラジルの鶏肉輸出は2024年に約100億ドルに達しており、世界の約35%を占めます。感染拡大の懸念から他の貿易相手国の対応も注視されていますが、農業省は迅速な封じ込めと監視強化を表明しています。
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中国で日本人男性がスパイ容疑で実刑、出張者への警鐘高まる
2025-05-16 13:43
国際中国で日本人男性がスパイ容疑により12年の実刑判決を受けました。新たな国家安全法に基づく外国人拘束が増加しており、企業活動中の情報収集や写真撮影が容疑対象となるリスクがあります。法の曖昧さと通報制度が背景にあり、日本企業や研究者に警戒が求められています。外務省の対応にも限界がある中、現地渡航者への注意喚起が強まっています。
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トランプ政権、湾岸諸国とのAI取引を推進
2025-05-16 09:00
科学・技術トランプ大統領は今週、湾岸諸国との間でAI関連の巨額契約を発表しました。これにより、米国企業が中東に進出し、AIチップやインフラ開発を加速する一方で、中国への技術流出を懸念する声も高まっています。特に、アラブ首長国連邦やサウジアラビアを経由した中国へのAIチップ流出が警戒され、議会では新たな法案も提出されました。一方で企業側は、国家安全保障とビジネス成長の両立を模索しています。
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カンボジアと中国、過去最大の合同軍事演習を開始
2025-05-14 21:44
国際カンボジアと中国は、地上・海上・空中での共同訓練を含む「ゴールデンドラゴン」合同軍事演習を開始しました。これは2016年以降で最大規模となり、関係深化の象徴とされています。訓練ではドローンや手術用ロボット、ロボット犬などが使用され、対テロや人道支援を想定した内容です。アメリカとの演習再開の動きもあり、地政学的影響が注目されます。
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中国、邦人にスパイ容疑で懲役12年判決
2025-05-14 07:51
国際中国・上海の裁判所は、スパイ行為に関与したとして日本人男性に懲役12年の判決を言い渡しました。男性は2021年に拘束され、2023年に起訴。具体的な容疑内容は明らかにされていませんが、中国の反スパイ法に基づく摘発は過去にもあり、現在も複数の日本人が拘束中です。日本政府は引き続き情報収集と対応を進めています。
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上海、乗客主導のバス路線「DZ」開始
2025-05-14 04:33
地域上海市は、市民が自らバス路線を提案・投票し運行可能とする「DZ(定制)」バスを導入しました。15~20人以上の需要があれば新路線が開設され、通勤や通学、病院への移動などに対応。すでに220以上の路線が実現しており、オンラインでの提案と迅速な審査が特徴です。公共交通の柔軟性と利便性を高める新たな取り組みとして注目されています。
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日本政府、尖閣周辺での民間飛行に注意喚起
2025-05-10 07:35
国際日本政府は、東シナ海の尖閣諸島周辺で小型民間機が確認されたことを受け、安全確保と偶発的衝突の回避を目的に注意喚起を行いました。この地域では中国のヘリコプターによる領空侵犯が報告されており、緊張が高まっています。政府は、飛行がレジャー目的であっても、現地の状況を踏まえた慎重な対応が求められるとしています。
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中国の4月輸出が8.1%増、米国向けは20%以上減少
2025-05-09 21:14
経済中国の4月の輸出は前年同月比で8.1%増加し、市場予想を上回りました。一方で、米国への輸出は20%以上減少し、両国間の貿易摩擦の影響が顕著です。米中貿易交渉がスイスで予定されており、一部の関税撤廃が検討される可能性がありますが、全面的な緩和は難しいと見られています。中国は東南アジアやラテンアメリカへの輸出増加で米国向けの減少を一部補っています。
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トランプ氏、中国への関税を80%に引き下げ示唆
2025-05-09 12:11
国際トランプ前大統領は、中国との貿易交渉を前に、中国製品への関税を現在の145%から80%に引き下げる可能性を示唆しました。この提案はキャンペーン時より高い水準を保ちながらも、交渉の前進を期待させる内容です。市場は一時上昇するも、発言後に失速。米中間の対話再開は歓迎される一方、依然として高い関税姿勢が不安材料となっています。中国側も交渉の意思を示しつつ、譲歩は保証しない姿勢を取っています。
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米英間の貿易協定、貿易戦争の緊張緩和へ一歩
2025-05-09 09:00
経済米国と英国が新たな貿易協定を締結したが、英国製品に対する10%の関税は維持されるなど、貿易摩擦の完全な解消には至っていない。トランプ政権は他国との交渉にも応用可能な枠組みを提示したが、英国より複雑な関係を持つ中国やEUとの交渉は困難が予想される。協定は医療やデジタル課税など敏感な分野には踏み込んでおらず、実質的な関税削減も限定的である。
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中国の習主席、プーチン大統領との会談でモスクワ入り
2025-05-08 04:04
国際中国の習近平国家主席がモスクワを訪れ、プーチン大統領との首脳会談に臨みます。ウクライナ情勢が続く中、中国はロシアへの経済的支援を行っており、今回の訪問は外交的な後押しとなります。ロシアはウクライナからのドローン攻撃を撃退した直後で、首都では警備が強化されています。両首脳はエネルギー協力や多極化世界の構築を議題に、連携を強化すると見られています。
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尖閣周辺で日中が領空侵犯を巡り応酬
2025-05-05 07:32
国際東シナ海の尖閣諸島周辺で、中国のヘリが日本の領空を約15分間侵犯したとして日本政府が抗議。一方、中国側も日本の民間機による領空侵犯を主張し、互いに非難の応酬を続けています。自衛隊は戦闘機を緊急発進し対応しました。両国は米中関係の緊張緩和を背景に関係改善を模索していましたが、今回の事案で再び緊張が高まりました。
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トランプ氏、中国への制裁を警告 イラン産原油取引で
2025-05-01 19:39
国際トランプ大統領は、イラン産の石油や石油化学製品を購入した国や企業に対し、直ちに二次制裁を科すと表明しました。これにより、中国のような主要輸入国が名指しこそされていないものの、最大のターゲットであることは明らかです。この発言は、経済摩擦の緩和を掲げる従来の姿勢と逆行し、国際的な緊張を高める可能性があります。発言を受けて原油価格は一時上昇しました。
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中国、朝鮮戦争とAIミームで米関税に反撃
2025-04-30 06:38
国際中国政府は米国による関税措置に対抗し、朝鮮戦争の映像やAIで生成した風刺画像を使ったプロパガンダを展開している。これらの動画や投稿は、「いじめには屈しない」といった強硬なメッセージを発信し、国内外に対する団結と抵抗の姿勢を示すものとなっている。一方、中国国内の一部SNSでは、プロパガンダの質に対する批判的な意見も見られ、国民全体が一枚岩ではない様子もうかがえる。
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'Never kneel': China uses Korean War and AI memes to hit back at Trump
2025-04-30 06:38
国際中国政府は、トランプ前大統領の関税政策に対抗するため、朝鮮戦争の映像やAIによるミームを活用したプロパガンダ動画をSNSで拡散。米国の関税を「いじめ」と批判し、「決してひざまずかない」と主張。中国外相は「ジャングルの法則の復活」とも言及。国内では、宣伝の質に否定的な声も上がるなど、対外的・対内的に多様な反応を呼んでいる。
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ベトナム戦争終結から50年、大規模記念パレード開催
2025-04-30 04:04
国際サイゴン陥落から50年を迎えたベトナムは、史上最大規模の記念式典を開催。ホーチミン市では戦闘機の飛行や革命指導者ホー・チ・ミンの肖像を載せた山車が登場し、市民1万3千人以上が参加。初めて中国、ラオス、カンボジアの軍人も加わり、地域の団結をアピール。かつての戦争の相手国である米国とも関係を修復しつつある中、ベトナムは米中の間でバランス外交を展開している。共産党トップのトー・ラム氏は演説で「憎しみを捨て、未来を語ろう」と和解を強調した。
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中国の治験急増と米国への示唆
2025-04-28 15:13
医療・健康中国の臨床試験数は2017年の約600件から2023年には約2,000件に急増。背景には規制改革があり、審査の迅速化や海外データの受け入れが進められたことが要因です。中国では治験コストが低く、患者リクルートも効率的で、欧米の製薬企業が第1相試験を中国で行い、米国で後期試験を実施する流れも一般化。米国では試験件数の伸びが頭打ちになっており、複雑化や参加者不足が課題となっています。米国でも行政負担の軽減や報酬制度見直しなどの改革が検討されていますが、進展は限定的です。